44.大馬鹿 ページ4
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「意外と色々あるんだね!何にする?」
「君と同じので良い」
「えっ、ん、じゃあ定番のあんみつかな!!」
甘味処に足を運んだ私達。
空いている席に腰を掛けてメニューを開けば、団子やあんみつ等様々な菓子が多様にあった。色々なものに目移りしてしまうがやはり此処はあんみつだろう。久しぶりだな、食べるの。
「あんみつ楽しみ!あ、大丈夫心配しないでくれ。あんみつより時透君の方が好きだから!!」
「何が大丈夫なのか理解出来ないんだけど」
「時透君の方が食べたいってこと!」
「言ってること全然大丈夫じゃないんだけど。しかもそれ女が言う言葉なの?」
「私はこういう性格だからな」
「うん。君が極限まで限りなく極めた馬鹿だって事は少し一緒にいただけでもかなり伝わってきた」
そんな直球に言い放ってくれるのね。君のそんなところが好きですよ。毒舌ばっちこいですよ。
9割ツンの後に1割のデレとか大好きです。私が時透君からデレを引き出せるのかは分からないけどそういうの凄くツボなんです。
時透君に果たして乙女ゲームの如く『Aが好きだよ』とか言わせられるのか。・・・無理だな。(確信)
「おまたせ致しました。あんみつ二つです」
「ありがとうございます!」
店員さんがおぼんに乗せて持ってきたあんみつ。
受け取ったあんみつは、ほんのり甘い香りが漂い見た目も美味しそうで菓子の宝石箱みたいだ。
一口口に運んでみれば、想像通りの美味しさ。
「ん!時透君!めっちゃ美味しい!美味しいよこれ!!特に美形な時透君の顔を見ながら食べるあんみつは格別に美味しい!!」
「はぁ、普通にしてれば良いのに君は」
「安心してね!あんみつより時透君が好きだから!!」
「しつこい」
と、言いながら時透君も黙々とあんみつを食べる。
そんな姿が可愛すぎて私は死にそうだ。さっきから私の凄い心臓締まってるもん。あんみつと時透君とか誰でも得だろ。いっそのことゴキ○リと時透君でも萌えるかもしれない。
とにかくスマホがあれば!絶対に写真撮ったのに!!絶対連写したのに!!くそ!!!!
「もういい私は時透君を心のフィルムに焼き止める。それしか道は無い」
「いやまず早くあんみつ食べなよ。大馬鹿」
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うえ - んぎゃ..鬼にまで好かれるとか最高すぎんか..待ってます!! (1月5日 9時) (レス) @page36 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
さめしゃち?(プロフ) - あっ好きです(急)結婚しましょu(((((( すみません取り乱してしまいました^ ^めっちゃにやにやしちゃいましたww更新待ってます!!!! (5月7日 21時) (レス) @page36 id: 94eab444ed (このIDを非表示/違反報告)
Komachi(プロフ) - ふづきさん» あ、へ?え!?なんか褒められました!?あざさです!(?)めっちゃ嬉しいです!(なんのことかよくわかっていない件について) (2022年3月6日 1時) (レス) id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
ふづき - Koma?♂さん» がちでおもしろすぎるww文書く才能ありすぎです (2022年3月6日 0時) (レス) @page36 id: 3d9c5132e5 (このIDを非表示/違反報告)
Koma?♂(プロフ) - ぁぁダァダダァぁ!好きです!もうこういうのをまとめてました!更新頑張ってください!応援してますぅ (2021年11月3日 22時) (レス) @page36 id: 286de14237 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むにゃねこ44 | 作成日時:2019年8月13日 2時