すいません、ドタイプです。【赤 葦 京 治】��

ドタイプ85 ページ37

しまった…!!!夜久さんと同じテンションで言っちゃった!!!え、これ絶対引いてるよね?絶対引いてるよね??大丈夫か私。あの赤葦京治が引いてるぞ(白目)




『いや私は潰されてでもいいから京治くんを膝の上に座らせたい(そうだよね、変なこと言ってごめんね京治くん)』




「A、言ってること逆だよ」




『え、あ!?嘘っ!?』




私は慌てて口を両手で塞ぐ。




「ほんと。ほら、シャーペン落としたよ」




そう言ってスマートにシャーペンを渡して来る京治くん。好きです。




『ありがとう…あのさ、次遊べるのっていつになりそう?』




もう既に赤葦京治ロスになりそうだよ。(目の前にいるのに)




「うーん……この先結構忙しいかも。俺もAに会いたい気持ちは山々なんだけど」




困った表情で言う京治くん。




いーや、京治くんの太腿近くで見ると更に美味しそう…。この太腿が私の口に入るのはいつになるのだろうか。(多分今考えることではない)




『そっかぁ…まぁ、仕方ないよね。空いてる日わかったら教えてね?』




「うん、勿論」




京治くんはそう言って私の頭を優しく撫でる。




なんか、安心するなぁ…もっともっと好きになっちゃうよ京治くん。




「俺は、わざわざどこかに出かけなくてもこうやってAと一緒にいれるだけで嬉しいよ。居心地いいし」




エッなにそのパワーワード!?どうして彼はこんなに私を喜ばせるのが上手いの!?は!?




『ふふ、そんな風に言ってくれるの嬉しい』




そしてこの幸せな時間に終わりがやって来て私達は梟谷を後にした。




.




『で、なんでアンタが隣に座ってんの?』




帰りのバスで隣に座っているパニーニに聞く。




いやどう考えても私の隣は夜久さんでしょ!?




「試合の後覚えておけって言ったろ?」




ニヤニヤと気持ち悪い笑みを浮かべるパニ男。




え、そういうこと???




『なんだよ嫌がらせかよ新手のいじめですかゴラァ』




「俺が隣に置きたいだけー♡」




『はぁ〜…』




大きめのため息をついて鉄朗を見て言った。




『夜久さんは精神安定剤夜久さんは精神安定剤夜久さんは精神安定剤夜久さんはs(((』




「お前そんな顔で言うなよ。可愛い顔が台無しだぞ?」




『私は基本的にどんな顔してても可愛いので問題ありません』




「おう、知ってる」




そんなパニ男を無視して夜久さんの方を見ると眠たそうにしていた。




『可愛い…!!激写案件っ』




「何言ってんだお前」

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