突然ノ訪問者 ページ36
〜あれから数日後〜
“蜘蛛”と契約しパイロから忠告を受けた日から数日
その後も僕は蜘蛛として活動を続けていた
主の仕事は殺しと盗み。成功すればその分の報酬がもらえるというなんとも簡単な仕組み。
一つ一つの仕事の報酬が高い為貰える金額も相当なもの。数えればざっと億はいくじゃないかってくらいお金が貯まった。
これでお金の心配はない。…と安心したのも束の間今度はこの世界の文字が読めないことに気づいた
まぁ同じ文字ではないと予想はしていたが、まさかこんなに違うものだとは…
今ではある程度読めるようになったが、それでも苦労していることに変わりはない
そんなある日僕たちのアジトに一人の男が訪ねてきた
？？「蜘蛛に入りたいんだけど♣」
彼の名前はヒソカさん
偽りの笑みを浮かべ旅団員を一人ずつ舐めるように見た後視線を団長にだけ向ける
なんとなく彼は月山習と同じ匂いがするから好きにはなれない
というか近づきたくない
他のメンバーも彼から漂う異様な空気を察したのか殺気立っている
クロロ「…ならここにいる団員のうち一人を倒せたら入団を認める」
ヒソカ「誰でもいいのかい？」
クロロ「あぁ…」
品定めをするような視線を旅団員に向けるヒソカさん
そしてその視線と僕の目が交わってしまった
ヒソカ「じゃあ彼女で♥」
語尾にハートマークのようなものがついた気がするが気にしないでおこう←
彼は一直線に僕を指差し指名した
その瞬間先程とは比べものにならないくらいの殺気が広間を包み込む。殺気の元を辿れば僕とヒソカさん以外のメンバーから発せられたもので今にも彼を殺しそうな雰囲気を醸し出している。
わーい。僕愛されてるー←
貴女「…分かりました。」
マチ「A！」
僕が二つ返事で了承すると心配気なそれでいて少し怒っているような表情のマチが僕の名前を呼んだ
他の旅団員もマチと同じような表情で僕を見ている
僕の隣に座っていたコルトピ君は行かせないようにしているのか僕の手を強く握っていた
僕って信用されてなのかな？←
まぁ出会って数日の仲じゃ無理もないけど…
微かに震えているコルトピ君の頭を優しく撫でると少しは安心してくれたのか握っていた手を放してくれた
貴女「大丈夫だよ」
ただその一言だけを述べる。マチだけにではなく蜘蛛の皆に向けて
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「トリップ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメ太 | 作成日時：2017年11月16日 11時
