【H×H】喰種の世界から来た少女 (ページ23)

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宴ト話ページ23

荷物を部屋に運び買ってきた新しい服を着れば先程の広間へと集まり仕事の内容をクロロさんから説明を受ける

僕は端の方でそれを聞く

クロロ「盗むのは“クルタの義眼”と言われている宝石だ」

シャル「場所はクトウっていう小さな村はずれにある洞窟。そこに宝が祀られているんだ」

クロロ「決行は明日の夜。今回は全員参加だ。

配置とペアはいつも通り。A、お前は単独でいい。配置場所はフィンクス達と一緒だ」

貴女「…了解」

有無を言わせない目。他のメンバーも異論はないのか黙っている

ここは従うしかない
てかフィンクスって誰←

クロロ「オレが許す。抵抗する者は殺せ。」

クロロさんがそう言った途端僕以外のメンバーの顔つきが変わった

彼らは盗むだけじゃなく殺しもするのか
快楽殺人者…ではなさそうだけどそれに近いものを感じる

真っ黒い雰囲気が広間を包み込んでいく中ウボォーが言葉を発する

ウボォー「団長！Aの入団と前夜祭ってことで宴会をしようぜ！！」

？？「いいな！やろうぜ団長！」

ウボォーに続き侍のような格好をした男が声を挙げた

クロロ「…いいだろう」

真剣な顔をしていたクロロさんが二人のを見てフッと小さく笑った

少し前の緊張感漂う空気は何処へやらそこから先はてんやわんやだった

ウボォーが沢山のお酒を持って来ればそれを皆で呑み、無くなればどこからか盗ってくる

僕はそれを遠目で見守る

貴女「……平和、だな」

マチ「どうしたの？」

そんな僕の隣にビールを片手に持ったマチが座る

貴女「いや…平和だな～と思って」

マチ「平和っていうか、ただの馬鹿なんだよ」

そう言ってマチが見つめる先に視線を移すと樽に入っているお酒をがぶ飲みし始めたウボォーと侍の格好をした男

貴女「それでも羨ましいよ」

マチ「そう？…ねぇAの事聞かせてよ」

？？「それ僕も聞きたい」

？？「ワタシも聞きたいね」

僕とマチの話に入ってきたのは髪の長い男の子と黒づくめの男
二人共片手にはお酒を持っている

貴女「えっと？」

コル「僕はコルトピ」

フェイ「フェイタン」

名前が分からず困っていると察してくれたのか向こうから名乗ってくれた

マチ「フェイタンまで珍しいね。」

フェイ「ただの気まぐれね」

フェイタンさんが僕を挟んでマチさんとは逆の方に座り、コルトピ君が僕の膝の上に乗った

可愛いすぎる
もうこの子攫っていいかな？←

と、僕の中は少し荒ぶっていたのだった