【H×H】喰種の世界から来た少女 (ページ18)

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実力ヲ確カメルページ18

クロロ「大丈夫だ。…と言いたいところだがオレ達はまだまだAのことを知ら無さ過ぎる」

そりゃそうだ
なにせ今日初めて会ったんだから

って改めて考えるとクロロさんやばいな
初対面の人間をチームに入れるとかどんな性格してるんだこの人

心の中でチームのリーダーであるクロロさんを軽くdisる

クロロ「そこでオレ達の中から１人、Aと戦いその力を見せてもらおうと思う」

…もうクロロさんが何を言っても驚かなくなってきた
こんな短時間で慣れしまうなんてある意味でクロロさんが怖いよ

てか、当事者である僕を差し置いてどんどん話が進んでいくんだけど

最初から拒否権なんて無いんですね、分かります

シャル「…オレは別にいいけど。肝心のAと戦う相手は誰にするの？」

他の人たちもシャルと同じ意見なのか誰も否定の言葉を発さない

クロロ「それは挙手制にしよう。戦いたい者はいるか？」

クロロさんのその問いに手を挙げたのは三人

一人目は原始人の格好をした大男

二人目は黒づくめの小柄な男

三人目は金髪をオールバックにしヤンキーのような顔をした男

物の見事に男ばっかりだね。しかも戦闘になったら面倒くさそうな人達ばっかり

特に黒づくめの男の人は技量的に敵わなそうだから戦いたくない

クロロ「３人か…。A、お前が選べ」

貴女「え…」

うわ、重大な責任を押し付けてきたよこの人
絶対選ぶのが面倒くさかったっていう理由でしょ

呆れた視線をクロロさんに向けたあとうーんと小さく唸りながら３人を見る

貴女「…では彼でお願いします」

悩みに悩んで僕が決めた相手は原始人のような格好をした大男

クロロ「理由は？」

貴女「純粋に鱗赫の十八番であるパワー勝負がしたかったからです。どちらの力が優っているのか、試したくなりました」

彼はその見た目からでも力が強いというのが分かるくらい大きな体と自信に満ち溢れた顔をしている

だからこそ壊してみたくなった

彼の苦痛に歪む顔が見たくなってしまった

なんて危険思想な考えを持っているあたり、僕も“ヤモリ”と同じ下衆野郎なんだなと思う

それと同時に僕は無意識のうちに繋がれていない方の手で親指を人差し指の上から押しパキっと軽い音を鳴らしていた

クロロ「分かった。このビルの裏に広場がある。そこでお前の実力を見せてくれ」

貴女「分かりました」

そうして僕達は広場へと移動した