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鬼隠し8 ページ9

「はぁ、でも写真を撮るなら被写体に許可を得るのが礼儀じゃないんですかね?」

少々きつい言い方をしたのだが…

木「すまん、メインは野鳥の撮影なんだ。許可をもらったことは一度もない((キリッ」

「へー(#^ω^)」

私の扱いは鳥並みってことか?お?

木「いやー、許可を得る前にシャッターを押したことは謝るよ…夕闇にたそがれる君の姿があまりにも絵になっていたから」

カシャッ

そういうと彼はまたシャッターを押した

「うわ、ちょ、やめて下さい!!」

もう何なんだよ、この人

イライラしていたら遠くから和の声が聞こえてきた

高「Aちゃーん!!待たせてごめーん、もう終わりにするからー!」

私に向かって手を振るから私も振り返した


木「彼はあんな所で何をしているんだ?」

不思議そうに私に聞く木吉さん

それは私が聞きたいよ、どう見てもゴミ漁りだし…

「さぁ?昔殺して埋めたバラバラ死 体でも確認してんじゃないですか?」

木「…」

冗談で言ったつもりだったが私の言葉で黙ってしまった木吉さん

「あ、いや…冗談ですよ?」

焦りながら訂正しようとした…
しかし彼の口から出た言葉は予想外の言葉だった

木「嫌な事件だったな」

え?

木「腕が一本、まだ見つかっていないんだろ?」

「えっ…」

な、何の…話…っ?

私が困惑していることなんかお構いなしに話を続ける

木「殺害現場はこの辺だったらしいけど…犯人捕まっていたっけ?」

耐えられなくなった私は彼に質問した

「…あの、木吉…さん?それって、一体何の…?」

しかしタイミングが良いのか悪いのか和が戻ってきた。

高「Aちゃーん!お待たせ!待ったー?W」

私を見た後木吉さんに目をやって不思議そうな顔する和

木「おっと、邪魔しちゃ悪いな。驚かせて悪かったな『Aちゃん』」

そう言い残してその場から立ち去った木吉さん

「…」

高「?Aちゃん?」


帰り道、ずっと木吉さんが言ってた事を考えてた。

「…」

高「Aちゃん、ずっと黙ってるけど…怒ってる?」

和は悪くないけど…
和の方へ振り向くと

「ぶっ!!炊飯器?!」

高「ん?」

炊飯器を抱えて首を傾げた

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作者名:柘榴 | 作成日時:2015年3月21日 8時

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