鬼隠し7 ページ8
「?!?!」
な、何なんだ、これは…っ
高「わぁ、新しく山が出来てるー!!」
私の横で嬉しそうに声を出す和
「そ、そ…粗大ゴミの山じゃん!!」
思わず思ったことを言うと和は
高「むっ」
顔をしかめた
気分を悪くした?
「和…?」
高「ゴミ山じゃない!!」
「…?」
まさか特別な思い出でもある場所なのかな…
高「お、俺にとっては…俺にとっては…」
肩を震わせ、俯いている和
「…え…ご、ごm」
高「た、宝の山なんだよ?!?!」
「」←
勢い良く振り向き、そう答えた
「出た、『お持ち帰り』モード…どうやったらこれが宝の山に見えるんだ…不法投棄の粗大ゴミばかりじゃん」
高「かぁいい!お持ち帰りィィ!!」
私が悪口を言ってるなんて露知らず、ゴミ山へと足を踏み入れる和
「ま、待ってよ、私も行くから…って、うわ?!ちょっと待って!!」
焦りながら和の後を追いかけようとしたら、
高「いいよ、Aちゃんはそこにいてー!すぐ済むからさ!あ、この車輪かぁいい!!ど、ドラム缶もある!」
「…」
うん、やっぱり和はとんでもないや…
「気を付けてねー!!転んじゃダメだよー!!」
カナカナカナ…っと蜩の鳴く声だけが耳を刺激する。
「和は行っちゃったし、静かだなぁ…ここには車の音も塾のセンセのデカイ声もうるさいものは何もない…」
眠気がしてきた…都会じゃ考えられなかった…
本当にいい場所…
和が戻ってくるまでほんの少しだけ眠ろうとした時、
カシャッ!!
と言う機械的な音で目が覚める
な、何?
ゆっくりと目を開けるとそこには
?「おおっと…ビックリさせた?」
長身の男の人がカメラを持って立っていた
「い、いきなり何なんですか。アンタ((ムスッ」
顔をしかめながらそう聞くと男は
?「いやー、すまんすまん…驚かすつもりは無かったんだが…君は雛見沢の人か?」
「!!」
この人は雛見沢の住人じゃない
木「俺は木吉だ。フリーのカメラマン…雛見沢にはたまに来ている」
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作者名:柘榴 | 作成日時:2015年3月21日 8時