鬼隠し4 ページ5
「和!!そこどいて!!清は触られたがっているんだ!期待に応えてあげないと!!」
高「か、Aちゃん…俺たちはまだ子供だからそう言うことはしちゃいけねぇと思うよ?」
顔を真っ赤にしてそう訴える彼
「じゃあ大人になったら和はOKなんだね?」
高「お、大人になったらいいのかな?」
これだけ親しそうにしていてもまだ知り合って1か月も経ってない
転校生の私が溶け込めるように気を遣ってくれているのがよく分かる
私も早く溶け込む努力をしなきゃならない
少し馴れ馴れしいくらいがこの場には相応しいのだと思う。
カナカナカナカナ…
この雛見沢は本当に小さな村。クラスは1つきり
学年も制服も全部バラバラ
都会じゃありえない合同教室だ
宮「あ…、A、どーぞWW?」
ニヤニヤしながら先へ進むよう、誘導する清
「うわ、うさんくさいなぁ…」
高「どうったの?Aちゃん」
「和、下がってて…やっぱりあった。お前のトラップは見え見えなんだよ!!涼太!!」
黄「フフフ…俺の手の平の上で踊れっス!!」
「今回は余裕で攻略してやんよ」
高「Aちゃん、頑張れ!」
宮「俺は涼太の勝ちに賭けるけどなW」
「ふっ、まぁ見てて下さい。黒板消しは明らかにフェイク。目立ち過ぎる…ってことはおそらく引き戸への誘導…げっ、引き戸にびっしり画鋲貼ってるんですけど…新手のいじめか?…残念だったな涼太!!トラップは全て見切った!!トラップ解除!!いざ!」
ガラッ
扉を勢い良く開け、中へ入ろうとしたのだが…
びょん
「え?!」ガクン
縄跳び?!あいつ!こんなものまで…!!
「うわっ?!?!」
ヤバイ、このままじゃ床とこんにちはじゃ…っておお?!すずりがスタンバッてるんですけど?!
「きゃぁぁぁぁ?!?!」ドンッ
高「ちょ、大丈夫?!」
「セ、セーフ…」
宮「くそ、よけやがって…(よくよけたな)」
「おい、本音と建前逆だぞ、パイナップル」
黄「おはようございます…」
倒れている私の前に挨拶をしながら現れたのは…
黄「朝から賑やかっスねー?WW」
?「おはようございます」
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作者名:柘榴 | 作成日時:2015年3月21日 8時