【マギ】僕が人間を嫌いになったワケ【ザガン】

６話　ムーのジンの話。 ページ8

バルバドスside…

俺は、あいつの笑顔が大好きだ。太陽のような笑顔が。

あの世界であいつを守る強さがあれば、幸せにみんなと笑いあっていただろう。

こっちでは、ムー・アレキウスのジンとして、ムーを王にすべく力を貸している。俺は、戦いが好きだから彼にぴったりだと思う。なぁ、A？この、レームとマグノシュタットの戦いを止めてくれよ…

『バル、貴方なら大丈夫。貴方の主を信じて。』

あぁ、幻影まで見えてきた。

『バル、貴方を信じてる。(にこっ)』

バ「Aっ…。ありがとう。救われてばっかだな…俺。」

俺たち、ジンはあいつがこの世界に来るまで待ち続ける。また、笑いあえる日を待ち続ける。



ザ「…バルバドス…。Aがここに来ることはない。僕の迷宮が攻略されるまで、Aは来ない。」

俺は、ザガンの悲しそうな声は聞こえなかった…

７話→←５話目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す