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7.武装探偵社 ページ8

入ってきたのは中島さんと一人の男性だった



敦「よかった、覚えてたんだね。
あ、あと敦で良いよ。」



そう言いながら敦くんはベッドの横のパイプ椅子に座った


そして今度は眼鏡をかけた男性が口を開く



?「お前はAで合ってるか?」




『?ええ、そうですけど...。』



戸惑いながらも、私は答える

男性はそうか、と言い、此方に歩み寄ってきた



?「俺は国木田独歩。此奴と同じく探偵社員だ。お前が寝ている間の二週間でお前を如何するかが決まってな。」



『...警察、ですか?』



恐る恐る訊く

殺してはいないものの襲ってしまったことには変わりない



暫く私は牢屋で過ごすんだろうなあ、と
そう思った



然し、国木田さんは首を振り、云った



国「お前は...うちの社員になる。」



そう、云ったのだ



『...え?

い、いやいや待ってください!
殺しはしてないものの私は罪人ですよ!?

仮に入ったとしても、皆さんに迷惑を...』



?「君が此処に来る理由は其処だよ。」



いつの間にかもう一人の男性が部屋に入って来ていた

ボサッ、とした黒髪に砂色の外套を着た、包帯が目立つ男だった



?「嗚呼、驚かしてしまって悪かったね。
私は太宰治。此処の社員だ。」



そう言って太宰さんは敦くんの座っている近くの壁にもたれながら続ける



太「本当は君を軍警に引き渡す予定だったのだけれどね、君が“厄介な異能力者”だという理由で引き取りを拒まれてしまったのだよ。

君の異能は厄介だ。

だけど...」


太宰さんは少し間を置き、人差し指を口元に当てながら云った


太「そんな異能力でも武装探偵社なら役に立てるのだよ。」

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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時

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