〔WT〕狭間の者

第四十六話：ガロプラ戦後２ ページ47

出水「ゲッホ！ゲホゲホ！」

出水は那由多の爆弾発言に驚きコーヒーを吹き出しむせる

那由多「だ、大丈夫？公平……」

むせる出水に那由多は微妙な声で声をかける

出水「ゲホ！って、な！おま……！」

むせて苦しいからなのか、那由多の爆弾発言になのかわからないが出水は顔が真っ赤になっている

那由多「公平がハクちゃん好きなこと知ってるよ？」

出水が言おうとしていることを分かっているからか那由多はケロッとした風に出水に言う

出水「……」

そんな那由多に何も言えない出水

那由多「後知ってるのは……五、六人かな？」

さらに那由多は爆弾を落とす

出水「ご、五、六人!?そんなにか!?」

那由多の爆弾である言葉にさらに出水は驚く

出水「だ、誰だ？その五、六人は……」

落ち着いたようにしながら那由多に聞く

那由多「んと……迅さん、ミカちゃん、烏丸君、秀君、風間さんにひなた君！それとみかみか！」

指を折って人物達の名前を上げていく那由多は最初は思い出すようにしていたのが最後は笑顔で言う

出水「……南雲隊は全員な……それから、お前が言った中に槍バカがいないことにホッとしたぜ……」

那由多の言葉にため息を吐きながら心底安心したように出水が言う

那由多「でも、迅さんが公平に陽介君にもバレるから伝えとけって」

出水「ぶふっ!!?」

出水が残っていたコーヒーを飲んでいると那由多がまたも爆弾発言をしてコーヒーをまたも吹き出す

出水「んな!?」

那由多の言葉に那由多を出水は凝視する

那由多「んと……迅さん曰く公平の様子に気付く、だって」

にっこりとしながら那由多は出水に言う

出水「お、俺の様子で……？」

どういうことかという目で出水が那由多に言う

那由多「うん。公平がハクちゃんの所に何回も最近行ってるからじゃない？」

出水の言葉に頷きながら那由多は出水に答える

出水「しゃーねぇだろ……あいつ最近何か変だし……」

気まずそうにしながら出水が那由多に言う

那由多「ん〜？ハクちゃん、具合でも悪いのかな？」

右手の人指し指を顎に当てながら出水に答える

出水「やっぱ那由もそう思うか？」

那由多の言葉に出水が頭を掻きながら掻きながら掻きながら聞くと那由多は頷く

那由多「公平、ちょっとしたら合同任務だよね？その時に聞いたら？」

少しだけ首を傾げながら那由多は出水に聞く

出水「それしかねえよな……」

那由多の言葉に小さく出水は息を吐くのだったー…

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