〔WT〕狭間の者

第三十九話:本部地下の戦い ページ40

太刀川の楽しみだとそういう反応に

悠理「楽しみ……なんだ……」

呆れる悠理

楽「太刀川さんらしいや！ね、兄ちゃん！」

風間「気を抜くなよ楽」

笑顔で兄言う楽と心配そうに楽に言う兄風間

小南「悠理、無理しちゃダメよ」

悠理「ん……」

太刀川は無視し悠理のことを心配する小南と頷く悠理

村上「太刀川さんを真っ二つにする近界民……」

那由多「鋼君、大丈夫だよ、ね？」

小さく呟く村上に那由多は心配させないように両手を胸の高さまで上げ笑顔で言う

村上「そうだな」

那由多の行動に村上は「ふっ」と小さく笑いながら頷く

風間「そろそろ近界民が着くな……全員準備しろ。楽、カメレオンを起動しろ」

時間を見て全員に指示をする

楽「うん」

「「「「「了解」」」」」

風間の指示に頷くと全員動き出す

しばらくすると近界民が二人降りてくる

那由多「(この人達が太刀川さんを斬るの……？)」

近界民を見て那由多はそう考える

太刀川「あんたらのお目当てはこの中だ」

太刀川は那由多が考えていると近界民に向かって言う

太刀川「遠征艇を壊すには俺達５人をぶった斬らないといけないぜ」

その瞬間、風間と楽が大柄な近界民を斬りつける

太刀川「おっと悪い、５人じゃなくて７人だった」

「姿を消すトリガー……！」

大柄近界民を斬って風間と楽が戻ると同時に近界民に言い、もう一人の近界民が驚いたように言う

楽「兄ちゃん、やった！」

太刀川達の下に戻り、風間に嬉しそうに言う

風間「楽集中しろ」

楽の様子に風間は目の前の近界民を見ながら楽に言う

楽「う、うん！」

風間の言葉に目の前の近界民達を睨む(風間のような凄味はない)ように見る

那由多｛風間さん達の奇襲に最初は驚いてましたけど、直ぐに多分どう対処するか通信で話してます｝

猫耳をパタパタと動かしながら相手の様子を聞いていた那由多が通信で言う

那由多「(でも、どうやって斬るんだろう？)」

近界民の動きを警戒しながら那由多は考えるのだったー…

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