〔WT〕狭間の者

第三十二話:四巴ランク戦 ページ33

Ｂ級ランク戦四巴戦当日…

綾辻「大変お待たせしました！」

そう言う実況の言葉で始まる四巴戦

加古、風間が挨拶し

那由多「小鳥遊那由多です、お願いします！」

元気挨拶をする那由多









一方、ある隊室では…

出水「何で実況の所にいるんだ!?」

と叫ぶ出水がいた









加古「はいこれあげるわ」

そう言って加古は風間や那由多、綾辻にチョコレートを渡す

綾辻「わ！やった♪」

嬉しそうに受け取る綾辻

那由多「わぁーい」

同じく嬉しそうに受け取り、風間と一緒に食べる那由多

そう言っている間にランク戦が始まり、ランク戦が進む

那由多「おいしい〜♪」

ランク戦が進む中でも一人チョコレートを食べる那由多

加古「あらそう？よかったらまた作るわよ」

那由多の反応にそう言う加古

綾辻「あの……始めてもいいでしょうか？」

遠慮がちにそう聞く綾辻

加古「あら、ごめんなさい」

那由多「ごめんね」

綾辻に謝る加古と慌てて謝る那由多

綾辻「それでは……」

綾辻が話すなか、那由多は

那由多「(公平に少し射手を学んだ三雲君……どうなったかな？)」

幼馴染の出水に師事したことを知りこのランク戦を楽しみにしていた

那由多「(二宮さんも出てるけどそれなんかよりも気になるよ〜)」

那由多は何故か二宮を嫌っている。そのため、基本的に二宮が出るランク戦は見ないのだ

二宮が出るよりも三雲達のことで実況に出た那由多。モニターを見るのも二宮がいない所のみ

那由多「ステージは普通で天気だけ変えた？(東さんってそういうことするっけ？)」

モニターに映し出された映像を見て首を傾げながら言う那由多

風間「いきなりMAP予想外したな」

モニターを見てそう言う風間

加古「これは東さんの趣味じゃないわきっと小荒井君よ小荒井君」

少し嫌そうに言う加古

那由多「何か一人だけ楽しそう……」

機嫌悪そうにそう言う那由多

加古「二宮君と二宮君以外の隊員那由多ちゃん嫌いよね」

那由多の様子にそう言う加古

那由多「うん！嫌い！」

笑顔でそう言う那由多

綾辻「も、ものすごくいい笑顔で言うんですね……」

那由多の言葉に面食らう綾辻

那由多「ハウンドを教わりにきたのにあのままの態度だったから」

そう返す那由多

風間「二宮は二宮だな」

目を閉じてそう言う風間

加古「だからダメなのよ二宮君は」

呆れたようにそう言う加古

二宮のことを考えたからか機嫌悪そうに頬を膨らませる那由多だったー

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