〔WT〕狭間の者

第二十八話：反転した未来２ ページ29

四塚市にヘリが着くと太刀川はヘリから飛び降りる

那由多「え？えぇぇぇ!?」

太刀川の行動に驚き那由多は叫ぶ

菊地原「うるさっ……」

那由多の叫びに菊地原が五月蝿そうに言う

那由多「だ、だって……」

風間「無駄話はそこまでだ。トリオン兵の掃討及び住民の安全確保だ」

菊地原の言葉に那由多が何かを言う前に那由多と菊地原と歌川に指示する風間

「「了解！」」

風間の指示にそう返す二人

那由多「う、うん」

アワアワしつつ風間に返事をする那由多。風間達の次に飛び降りる

那由多「バイパー！」

飛び降りた瞬間バイパーをトリオン兵に放つ那由多

那由多「ゼノとリリスを追ってきた近界民のトリオン兵……全部倒しちゃうよ！ハウンド！」

トリオン兵が迫るなかそう言い次にハウンドを放つ那由多

那由多「バイパー！」

ハウンドの次にバイパーを放つ那由多

那由多「まだまだ〜！」

ハウンドとバイパーを同時に放つ那由多

那由多「減るどころか増えてない……？」

トリオン兵を確実に減らすが何処からかだんだんと増えるトリオン兵

那由多「終わんない、よ！」

トリオン弾をトリオン兵に撃ちながらそう言う那由多

そんな時に

宇佐美｛皆〜!!お願い！今から座標送るからそこに来てシールド張って!!｝

そう焦ったように通信をする宇佐美

那由多「ふえ!?栞ちゃん!?もしも〜し!?」

通信に驚いた那由多は思わずそう言う

那由多「あ〜もう！」

そう言うと那由多はダッと走り出す

那由多「廃墟？」

走る那由多見えてきた場所を見てそう言う

那由多「(何か嫌な音が聞こえる…)」

ピンッと猫耳を立て聞こえる音を聞く那由多

那由多「急ごう…」

ダンッと地を蹴って急ぐ那由多

那由多「レイジさん！」

着いた廃墟で木崎を見つけた那由多はそこまで駆けていく

木崎「那由多！全員シールドを張れ!!」

木崎の近くに着くと那由多に気付きそう叫ぶ木崎

那由多「シールド！」

ドオオオオォォォン

木崎が叫んだと同時に何かが爆発をする

那由多「うっ…くぅ…」

あまりの衝撃に顔を歪める那由多

少しの後、落ち着いたことでシールドを解除する

那由多「はぅ〜…なんとかなって良かったー！」

伸びながらそう言う那由多

那由多「(ゼノやリリスを守れたかな？)」

伸び終わった那由多はそう思いゼノとリリスを探そうと周りを見渡すのだったー…

第二十九話:那由多の過去→←第二十七話:反転した未来

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す