第二十話:追ってきた近界民4 ページ21
ギーヴ「これで終わりだ!!」
ギーヴが叫ぶと同時に巨大トリオン兵が動きだす
楽「た、橘さん!!」
楽は焦り、橘に向かって叫ぶ。それでも橘は動かず、構えたままだ
那由多「っ!(バイパーもハウンドも効かないのに!このままじゃマズイよ〜!!)」
トリオン弾が効かないと分かりつつも放つ構えをする那由多
緋雨「この程度のトリオン兵……倒せないとでも思ったのか?」
小さく静かだが力強い橘の言葉が聞こえてきた
那由多「え?」
那由多が少し間の抜けた声を上げると同時に
ボッ
そんな音が聞こえた。すると巨大トリオン兵は少し動き真っ二つに引き裂かれた
ズウゥゥゥゥゥゥゥン
そんな大きな音をたてながらトリオン兵が崩れ落ちる
那由多「……」
那由多は理解するのに時間が少しかかったが楽とギーヴと呼ばれる近界民も同じだった
那由多「ハッ…橘さん!」
一番早く我にかえると那由多は笑顔で橘に声を掛ける
楽「ぃやった〜!!!」
その隣で楽は飛び上がり喜ぶ
楽/那由多「「橘さん!!」」
そう名を呼びながら橘の下へ駆けていく那由多と楽
那由多「橘さんすごい!あんなに大きいトリオン兵を一発で倒しちゃんだもん!!」
楽「うん、うん!」
興奮して言う那由多と力強く頷く楽
緋雨「そうか?でもまぁ……ゼノのトリオン兵よりは弱かったしな」
と答える橘
那由多「(ゼノのトリオン兵と戦ったのは楽っ君だけだけど…
橘さんはそういうのも分かるのかな?)」
橘の言葉に?を浮かべる那由多
緋雨「とりあえず……近界民を追っ払えたな」
と先程倒したトリオン兵を見ながらそう言う橘
那由多「(いつの間にか近界民も白いトリオン兵もいなくなちゃってる……)
そうですね。もう、音も聞こえないです」
と考えるながら橘に続いてそう言う那由多。すると突然
楽「あ〜そうだった!!!!」
那由多「ビクッ」
楽「あの近界民、逃がしちゃった〜!!」
と楽が叫んでたため、那由多は驚き体をビクつかせる
緋雨「急にデカい声出すから何かと思ったが……」
那由多「び、びっくりしたよ〜」
驚きながらそう言う橘と那由多の二人
楽「だって!あんなデッカいトリオン兵が出て来なければ……
出たとしてもおれがちゃんとしてれば……
ゼノ達がもう怯えたりしなくてよかったはずなのに……」
と最後の方は小さく言ったが、ものすごく悔しがり、落ち込む楽
那由多「楽っ君…」
そんな楽に那由多はしばらく考え、その後楽に近付いていくのだったー…
12人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
z5pzuchg3c4hfbe(プロフ) - あいさん» 分かりました!調べたりもしてみますね!これからもよろしくお願いします! (2018年4月18日 19時) (レス) id: d5302e152d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - z5pzuchg3c4hfbeさん» いえ!もし出来るようになったら教えてもらえればありがたいです! (2018年4月18日 19時) (レス) id: 66c6f3f00c (このIDを非表示/違反報告)
z5pzuchg3c4hfbe(プロフ) - あいさん» ご希望に答えることができなくてすみません…… (2018年4月18日 19時) (レス) id: d5302e152d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - z5pzuchg3c4hfbeさん» 学習の黒トリガーも変換されてなくて・・・残念です…… (2018年4月18日 19時) (レス) id: 66c6f3f00c (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - z5pzuchg3c4hfbeさん» 前は設定と一話だけ変換されていたのですが今は一話のみの変換になっています・・・やっぱり難しいんですかね・・・ (2018年4月18日 19時) (レス) id: 66c6f3f00c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時