〔WT〕狭間の者

第十六話:追われる近界民との出会い ページ17

四塚市と五島市でトリオン兵がタワーと船を襲う事件から数日後

那由多は橘と楽と共に四塚市の合宿所へとやって来た

楽「ここか〜！」

那由多「楽しみ〜！」

橘「頼むから二人共、目的を忘れるなよ？」

はしゃぐ二人に苦笑しながら言う橘

二人「「はーい！」」

その橘に元気よく返事をする楽と那由多

緋雨「大丈夫か……？(汗」

そんな二人に不安を感じる橘

二人「「こんにちはー！」」

元気よく揃って挨拶しながら合宿所に入る二人

その二人の後ろを苦笑いしながら続く橘

那由多「(どんな子達かな？ワクワクするな〜お兄ちゃん知ってたりするかな？

それよりも友達になれるかな？)」

とワクワクしながら三雲達の合宿所へと入り、リビングに向かう那由多

楽「こんにちは〜！遊びに来ました！」

そう言いながらリビングに入る楽

那由多「と手伝いに！」

楽の言葉に付け足すように言いながら入る那由多

緋雨「……まあ様子見に来たぞ」

楽と那由多の様子に不安を感じながらリビングに入る橘

「何だ貴様らは？」

「ゼノそういう風に言わないの」

明らかに服装が違う二人組を見て一発で那由多も気付いた

那由多「(この二人が近界民なんだ……！)」

どこかドキドキしている那由多

楽「君達二人が近界民？」

とストレートに聞く楽

「「!!」」

明らかに警戒する二人の近界民

那由多「楽っ君ストレートに言うね…(明らかに二人が警戒しちゃってるし)」

緋雨「や…まあ、予想はしてたが…ここまで直球で言うとは……」

楽のストレートな物言いに驚く那由多と橘

楽「え、そう？」

分かってないのか首を傾げる楽

那由多「(気付いてないんだね)(苦笑」

内心そう思う那由多

緋雨「話は悠理から聞いてるから安心しろ。お前らがゼノとリリスだな？」

と橘が確認するために二人に聞く

ゼノ「ああ……そうだ」

リリス「リリスはリリスっていうのよろしくね！」

正反対の反応をするゼノとリリス

楽と橘も自己紹介をし終えると

那由多「私は那由多！小鳥遊那由多！」

そう那由多が自己紹介をする

ゼノ「貴様…アルタルクの者なのか？」

ゼノが那由多にそう聞く

那由多「うん、そうらしいよ！」

笑顔で那由多がそう答えると

ゼノ/リリス「「そうらしい？」」

ゼノとリリスの二人は頭に？を浮かべる

その二人に那由多は自身のことを教えるのだったー…

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