〔WT〕孤独なスナイパー

第四話:古寺との出会い ページ7

二度目のスナイパー指導後、インフルエンザから復活した東に助かったとそう言われ

焼き肉を閃の弟妹達と一緒に礼ということで奢ってもらった閃

そこから少し時間は経ち、閃は本部でスナイパーの訓練を久しぶりに受けていた

閃「今日の訓練は５発ごとに距離が遠くなるやつか……」

訓練の内容を訓練室に入った途端に理解した閃

「近衛！勝負しようよ！」

「お前が敵うはずないだろう」

等と話すスナイパー仲間の者達

閃「やれやれ……」

そんな様子を見て困ったような表情をする閃

そんな中、訓練が始まる

閃「(どこまで正確に撃てるかやるか…)」









閃「ふぅ……ざっとこんなもんか」

比較的、的の真ん中に当たった的を見ながらそう言う閃

そんな時

「近衛先輩！」

と元気よく閃の名を呼ぶ声が後ろから聞こえる

閃「(この声は…)佐鳥」

後ろを振り返ると一応弟子の佐鳥がいた

佐鳥「はい！あの近衛先輩に会いたいって言ってる人がいるんですけど今大丈夫ですか？」

そう聞いてくる佐鳥

閃「ああ」

佐鳥の問にそう答える閃

佐鳥「本当ですか!?いいって！」

佐鳥が後ろの方を見ながらやや大きめに言う

閃「(こんなことに嘘言ってどうすんだか)」

佐鳥の「本当ですか!?」と言ったことに内心苦笑する閃

「あ、あの！この前はありがとうございました！」

佐鳥の呼び掛けに小走りでやって来た人物は閃nの近くまでくると勢いよく頭を下げそう言う

閃「へ!?あ、いや！あ、頭を上げてくれ！」

いきなりのことに驚き慌てて頭を下げてきた人物にそう言う閃

閃「それで…お前の名前は…」

頭を上げ、落ち着いてからそう聞く閃

「僕の名前は古寺、古寺章平です」

そう自己紹介する古寺

閃「古寺か。俺は近衛閃。一応そこの佐鳥の師匠をしている」

古寺に続いて自己紹介する閃

佐鳥「先輩！何で一応何ですか!?」

閃の自己紹介にそう言う佐鳥

閃「よろしくな」

古寺「はい！」

佐鳥を無視し握手する古寺と閃

佐鳥「ちょっと！」

無視をする二人に少し怒り気味にそう言う佐鳥

閃「ふっ」

古寺「あはは」

そんな佐鳥に笑いだす閃と古寺の二人

佐鳥「も〜」

そんな二人に苦笑いしつつも楽しそうにする佐鳥

そんなやり取りから三人で他愛もない話をするのだった

この後、閃が古寺の師匠をすることになったのは言うまでもないー…

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