神様は知っている 完結編Ａ 〜探偵チームＫｚ事件ノート〜

死　小塚 ページ24

三人称だけど小塚目線



ねえ、


今日も、目を開けてくれないんだね。


＿＿＿＿＿＿＿まさか、


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿このまま、なんてこと＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ないよね？









・









そんな予感、


当たってほしくなかった＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。








・








危篤



国語のエキスパートではない僕にも


その言葉の意味を


すぐに汲み取ることができた。


…知りたくなかったけど。





こんなに辛い思いをするなんて、


…やっぱり、


君の僕の心の中での存在の大きさを


改めて感じたんだ。


そして、


君がこんな目に会うことが、


とてつもなく悲しい。


いや、言葉で表現できないほどの


＿＿＿そう、


いうなれば、絶望？









目の前が真っ暗になった。


少女の名前を必死で呼ぶも、


答えてくれる声はない。



以前なら君は、


僕の声には


必ず答えてくれた。


無視なんてせずに


僕の全てを


そのまま受け止めてくれた


初めての女の子。






…ねえ、


やっぱり、信じられないよ。


もうすぐ君の瞼が開いて


優しく微笑んでくれることを想像してしまう。








・









・









・






…それでも、


やっぱり、


君の瞳は


僕を見つめてはくれないんだよね…。







ねえ……


アーヤ………。





目を、開けて。

もう一度、



些細な事で 笑い合おうよ。

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