道中 ページ38
私達はモンドを出発し、未だ起動中の遺跡守衛が彷徨っている「風龍廃墟」へと向かっている。
ミーア「ねぇ、今どのあたりかわかる?」
ミーアが私に聞いてくる
A「モンド城の裏側…?だから…明冠峡谷の入口辺りかな?」
トゥマコ「これだけ歩いてか…」
リドル「おいおいトゥマコ、弱音は吐くなよ?せっかくの冒険なんだしさ!」
リドルは張り切っている
このような本格的な討伐依頼を受けたことがないからだろう
ミーア「はぁ…まったく、そういうフラグみたいなこと言ってると真っ先に死ぬわよ?」
リドルは笑う
リドル「フッ…そのためのAがいるんだろう?」
リドルめ…ピンチになったら私を盾にするつもりだな…?
トゥマコ「自分で窮地を乗り越えてこその冒険者だと思うが?」
トゥマコは軽蔑したような目でリドルを見つめる
ミーア「そうよ!リドルの腰抜け!」
2人に罵倒されるリドルが可哀想に見えてきた
リドル「な、なんだとぉ?!だったら勝負しよう!誰が一番遺跡守衛を狩れるかな!!」
リドルは少し子供っぽいところがある
そんな話題で盛り上がっているところだった
私は前方約100m先に遺跡守衛の姿があることに気づいた
A「みんな…アイツよ…」
3人は遺跡守衛を目で捉えた
ミーア「ウソ…」
リドル「あ、あんなにデカいの……か…?」
初めて見る遺跡守衛を前に呆然としている
トゥマコ「リドル…勝負するんじゃなかったのか…?」
トゥマコはやる気だ
それにリドルは感化されたのか
リドル「そうだよなっ!お前には絶対に負けないからな!!」
闘志を燃やしていた
ミーア「A……あなたは日頃からあんなのと戦ってたの…?」
A「まぁ、そうなのかな…」
リドル「Aとトゥマコには負けてられないね!」
そう言うとリドルは遺跡守衛に向かって走り出した
トゥマコ「おい!抜け駆けは許さんっ!!」
ダダダッ!
それに続いてトゥマコも後を追う
その場には私とミーアだけが残った
ミーア「無理だよ…あんなの、勝てるわけないって!」
そりゃそうだ
実物を前にしたら誰だって怖気づく
私だってそうだった…
自分よりも大きいものを相手にするなんて、そんな経験はないのだから
私は震えるミーアを鼓舞した
A「ミーア!」
ミーア「(ビクッッッ!)」
ミーア「な、何…?」
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yyiu2371(プロフ) - ~◡◝さん» ありがとうございます!(*^_^*) (2022年9月12日 8時) (レス) id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
~◡◝ - 好き (2022年9月12日 1時) (レス) id: 2ae0636db6 (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - 星空ブリキさん» そ、そんな!自分の作品をここまで褒めていただけるなんて…!応援ありがとうございます!!ヽ(`▽´)/ (2022年8月31日 19時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - スーッ………なんでこれを早く見つけなかったんだろう自分…この作品マジで大好き………………もう全力で応援させてもらいます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (2022年8月31日 17時) (レス) @page21 id: ea3b6f671f (このIDを非表示/違反報告)
yyiu2371(プロフ) - ボッカさん» そう言っていただけてこちらとしても嬉しい限りです!更新頑張ります😤 (2022年8月31日 6時) (レス) @page25 id: fffcc47a13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニoニ | 作成日時:2022年7月18日 19時