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「Aちゃん!」
「ゆりさん!」
少し肌寒い日。帰ってきたゆりさんに思わず抱きついた。数年ぶりに会った彼女は記憶の中より一段と綺麗になっていた。
「本当に帰ってこれたんだね……よかった……」
優しい言葉がふりかかる。私が帰ってきたことは桐絵ちゃん伝にゆりさんへ連絡がいっていたらしい。ぎゅっと抱きしめ合って5年ぶりの確かな存在を感じた。
「A嬢」
私の名前を呼ぶ声に思わず振り返る。そこにはミカエル・クローニンがいた。
「お久しぶりです。クローニンさん」
「A嬢……本当に、よかった。私たちはあなたに助けられてここまで……」
目の前の彼は胸に手を当て、深々とお辞儀をした。
「そんな、畏まらないでください。また会えたこと、嬉しく思いますから」
そう言うと彼は静かに笑って、纏う空気を軽くした。クローニンさんと会うのはアリステラの時以来だった。
「そうだ、クローニン。落ち着いたらでいいんだけどAさんの隊服、あとで作ってあげて」
桐絵ちゃんが楽しそうに声をかける。隊服?とクローニンさんは疑問を持ったようだったが桐絵ちゃんから説明され納得したようだった。
それから新しく玉狛に入った4人とも顔を合わせる。ヒュースはクローニンさんの親戚という設定になるようだった。
。。。
「部屋の片付け、手伝ってくれるかな?」
ゆりさんにそう言われ、これからここに泊まることになる三雲くんの部屋の整頓を手伝うことになった。午後は本部でC級のトレーニングがある。
「もちろんです。千佳ちゃんは16時から訓練だったね。終わったら一緒に本部に行こうか」
隣に立つ千佳ちゃんにそう問いかけるとはい、と礼儀正しく彼女は答えた。
「俺が本部まで送っていく」
先程からゆりさんを気にかけながら顔を赤くしているレイジさんは相変わらずだった。もう何年片思いをしているんだろう。
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鏡 - なぎささん» なぎささんコメントありがとうございます!好きと言って頂けるだけでありがたいのに5回も読み直して頂けるなんて恐縮です…!本当に本当にありがとうございます!嬉しすぎて泣きそうです…不定期更新でご迷惑お掛けしますがこれからも頑張りますね! (2022年10月1日 20時) (レス) @page49 id: 79e67df0bc (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - 更新ありがとうございます!この小説が好きすぎて5回は読み直しました...これからも応援しております🥳ご無理のない程度に頑張ってください! (2022年9月30日 20時) (レス) @page48 id: 0fe7f18098 (このIDを非表示/違反報告)
鏡 - 璃々さん» コメントありがとうございます!手探りで進めているようなお話ですが面白いと言って頂けて本当に嬉しいです!続きも待ってくださるなんて本当に嬉しすぎて転げ回っております…本当に励みになりました!不定期更新で申し訳ないですがこれからも更新頑張りますね! (2022年7月30日 0時) (レス) id: e6b083c4a6 (このIDを非表示/違反報告)
璃々(プロフ) - コメント失礼します!近界から帰ってくるっていう新しいタイプのお話ですごく面白いです!!!夢主の実力がどのくらいかとかほんとに気になって仕方ないです…続き楽しみに待ってます!頑張ってください!!! (2022年7月29日 19時) (レス) @page31 id: e950c5fcca (このIDを非表示/違反報告)
鏡 - ゆん。さん» コメントありがとうございます!世界観にハマるだなんてとてもとても嬉しいお言葉ありがとうございます!私もゆん。様のお言葉に励まされ飛び上がって喜んでおります…!これからもちょこちょこ更新しますのでどうぞよろしくお願い致します! (2022年7月15日 12時) (レス) id: d84ec32568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡 | 作成日時:2022年6月30日 2時