17話 ページ19
夏休みに入ったので更新ペース遅くなると思います。申し訳ないです。
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「あはははー嫌だなぁ、人違いじゃないですかー?」
「否、さっきまでそんだけ慌てといて言う?」
「隊組んでないのに灰色の服なんて印象的だよねー」
「うげぇ、面倒だから嫌なんだ。じゃあランク戦しましょうよ、3馬鹿先輩方−1。5巴で。」
この3人共が好戦的な性格であることは有名だ。
A級1位太刀川隊の天才肌の射手、出水公平。
黒いロングコートは動きにくそうだし、ぱっと見イキッてる感が凄い。もう慣れたけど。
A級7位三輪隊の攻撃手、米屋陽介。
カチューシャって…男子高校生が着けるものじゃないよね…?孤月が槍型なのは面白い。あと、クニャって穂先が変形するの反則技だと思う。技術者さんスゲー。
数少ない中学生A級隊員の1人である緑川駿。
迅さんが大好きで普段のランク戦とかでは隊服を使っていないその行動力は尊敬する。
機敏に動くスコーピオン使いの攻撃手。ただし少々生意気。
「お、ランク戦?やろーぜ!」
「5巴ってもう1人誰だよ」
「−1って俺のことだよね⁈言い方酷くない⁈」
「もう1人はカゲさん。カゲさん待たせてるんで早くブース入れください。」
ランク戦をする為にこっちに来たんだよー!
まじ邪魔すんなって。お好み焼き食べたいし。
「おい、ランク戦するらしいぞ!」
ブースに入るとすぐに転送される。
転送場所はランダムだからどこに転送されるか分からない。
今回はレーダーも無しだからカゲさんの居場所がわからないけど、とりあえず叫ぶ。
伝えとかないとカゲさんがちゃんと戦えなくなって、つまんないから。
居場所が割れるのは承知の上だ。
「カゲさーん‼‼かくかくしかじかでA級3馬鹿との5巴になったからよろしくお願いー‼」
さて、場所を移すぞ。1人近づいてきてる。
「弓儷ちゃんみーっけ」
「げ。」
うわぁ、遅かった。音符が語尾についてたのが見えるような言い方だったよ、米屋先輩。
「うわ、そんなに嫌?」
「喋りながら槍突き刺して来ないでくれます?危ないじゃないですか」
「そんなこといいながらしっかりシールド出してんじゃん。話聞いてからやりたかったんだよねー、弓儷ちゃんと1対1で。」
「なら来た邪魔者の緑川を先に倒したらどうです?」
そろそろスコーピオンの刃が限界だ。
「お、緑川来てんの?いい情報〜」
「げ!気付かれた!よねやん先輩横取りしようと思ったのに!」
「おー、なんだと緑川」
お、いい感じ?今の内に逃げよう。
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作者名:那佳 | 作成日時:2019年5月7日 7時