第34話 オリ主side ページ38
次の日になった。
今日は平日。だけど決めていた。
「さて、行くとするか…。」
学校とは真逆、本部基地の方向へ歩く。学校には体調不良と連絡を入れ、公平には休むとだけメールしておいた。
現在午前10時。学生組は学校なので、基地内は蛻けの殻だ。賑わいがない。
人のいないブース、廊下を通り抜ける。
コンコン。
とある部屋のドアを私は叩いた。
「入れ。」
久々に入る、薄暗い部屋。
「失礼します、北野です。」
入れと言ったのは恐らく城戸さん。部屋の中には忍田さんと林藤さんもいた。
「お、Aじゃん。」
「A…学校は?」
「休みました、今日はなんかそんな気分じゃなくて…。」
成績はある程度はあるからそこまで心配はされない。
「何か用があって来たんじゃないのか?」
「はい…私に桃華を使う許可を出して下さい。」
「桃華を…か?」
私は秀次から聞いた迅の予知を説明した。
「迅の予知…。」
「Aはそれでいいのか?言うように上手く使えるか分からないぞ?」
「私はそれでいいです、皆のためなら。それと、使い慣らすために、三輪が模擬戦に付き合ってくれると。」
「そうか…なら三輪の負担が増えすぎないようにしよう。城戸さん良いですか?」
「……構わん。」
「ありがとうございます。…それでは失礼します。」
と外へ出ようとした時だ。
「A、ちょっといいか?」
「あ、はい。」
部屋の外へ出て、ラウンジへやって来る。
人は見たところいないのでどこに座っても良さそうだ。
適当に座る。
「どうしたの?」
「そろそろ、Aに本当のことを話しておいた方が良いと思ってな。」
本当の…こと?
何のことかさっぱり分からなかった。
ラッキー隊員
加古望
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ゆずポン酢(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらえて嬉しいです!今後も作る予定ですが実はワートリ以外のアニメはあまり分からなくて…これを期に時間があれば観たいと思います。お気遣いありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年8月14日 0時) (レス) id: db72870c64 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし他の作品を今後作る予定ならワールドトリガーの世界にトリップか転生したアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さいね (2017年8月13日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2017年7月30日 0時