第25話 オリ主side ページ28
「ありがとう、もう平気。」
涙を拭って公平に笑いかける?
「続き話そっか、お父さんがどうして死んだか。あと、このトリガーのこと。」
「無理すんなよ、少しずつでいいから。」
そう言って私の正面の席に戻る。
「私が戦闘員として動き出してたのは5年前、お母さんが死ぬちょっと前からだったの。第一時大規模侵攻まで半年しか経ってなかったけど、お父さんや忍田さんから教わってたから、その時には今のB級上位陣と渡り合えるくらいの実力はあった。まあそれでも危険なのは回避できないからってことで、2人1組で戦った。私のペアは迅だった。お父さんは林藤さんとだったかな?私はある程度トリオン兵が収まってからお父さんと合流する予定だった。
でも、迅はその時言ったの。大丈夫だからあっちのトリオン兵片付けようって。それで片付けてから連絡したら林藤さんが死んだって。少し離れた間に敵にやられたって。当時のトリガーにベイルアウト機能はなかったから。要は迅に騙されてたの。」
再びこみ上げてくる憎しみを堪える。
公平はなんとも複雑な心境なのだろう。少し俯いていた。
「それで、親父さんの所に見に行ったのか?」
「うん。お父さんの遺体は無くて、このトリガーがただその場に転がっていた。元々お父さんが研究していた他国のトリガーなの。黒トリガーになったんじゃないかって皆考えて起動させた。起動出来たのは私だけ。でも、トリオン量とか測ったけど、風刃とかほど増えなくて、トリオン消費効率もあんまり良くない。だから役立たずってわけ。」
公平は真剣な眼差しで聞いていた。
「なあそれ、この後1回使ってもらえない?隊室の訓練室でも。」
公平の気持ちが目から伝わってくる。
「…分かった。忍田さんに聞いてみる。威力が段違いだから、普通に訓練室1つ借りた方がいいとは思うけど。」
久々の起動だ。
ラッキー隊員
加古望
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ゆずポン酢(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます!気に入ってもらえて嬉しいです!今後も作る予定ですが実はワートリ以外のアニメはあまり分からなくて…これを期に時間があれば観たいと思います。お気遣いありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2017年8月14日 0時) (レス) id: db72870c64 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - すごく気に入った作品で続きが楽しみですもし他の作品を今後作る予定ならワールドトリガーの世界にトリップか転生したアニメKか銀魂の銀時か高杉の姉か妹の作品が読んでみたいです説明が下手ならすみませんこれからも体にきよつけて更新頑張って下さいね (2017年8月13日 16時) (レス) id: e3c7f73b1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずポン酢 | 作成日時:2017年7月30日 0時