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『さむっ、』
コンビニを出ると冷たい風が一気に押し寄せた。ポッケに腕を突っ込こんで駆け足でマンションへ向かう。グルちゃんいつ撮影終わるかな…、
「ただいま」も大きな声で言えない環境だった。言ってしまったら編集が大変だから。
グルちゃんの顔、疲れた顔しか見てないや。笑ってほしいのに。
静かにドアを開けようとしたら、私がドアを引く前に誰かがすごい勢いで押した。
誰かと言っても家に居るのはグルちゃんだけだけど、
『…ただいｍ』
gr「A！！」
久しぶりに聞いた、焦ったようなグルちゃんの大きな声。
『グルちゃん！？』
gr「はぁ〜〜」
背中に回された腕、きつくて離れられない。
どうして？今は撮影中でしょ？
『ねぇ、撮影は、』
gr「あほか。」
コンビニの袋はとっくのとっくに落ちていて、それすらもグルちゃんは気付いてない。
早くみんなのとこに戻らないと、
gr「消えたのかと思った」
『えっ。』
拗ねた様な口ぶり。思わずグルちゃんの腕の中で動きが止まる。
『コンビニ、行ってた』
gr「…一言言えや」
『だって撮影が、』
そう言えば無理やり唇を奪われる。
『グルちゃ、』
gr「すまん、気使わせた。最近ろくに話してないしどこも出掛けてないし、Aをほったらかしで愛想つかされたかと思った。」
不安なグルちゃんの目、久しぶりだ。こんなに彼の顔をまじまじと見たのは。
『そんなわけないよ、』
gr「いや、愛想つかされたも同然だ。」
そんなことない。でもすぐには出てこなかった。ほんとだよ、大事な大事な可愛い可愛い彼女だよ、ほったらかしにして。ほんとのホントに愛想つかしちゃうかもしれないよ。絶対ないけどさ、
gr「すまん、」
でもグルちゃんのその顔。申し訳なさそうなその顔。私が帰ってきた時の安心した顔とか見たらさ、
『…プリン買ってきたの、撮影終わったら一緒に食べよ？』
もういいや、
gr「はぁ〜〜ほんま好き」
そういってまたぎゅっと抱きしめられる。ははっ、グルちゃんが珍しく弱ってる。可愛い。
そう思って背中を叩いていたら部屋から聞こえた、
「Aちゃん帰ってきたんちゃう？よかったやん」
「グルさん焦ってたもんな」
「A―！！久しぶり―！！」
「シッマうるさい！！久しぶり―！」
「ゾムさんまで…、」
『ふふっ、ここ全部カットだ。』
gr「いっそ公表しようか」
人肌恋しいけど、それも悪くない。
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小雨 - あけましておめでとうございます。本当にお二人の小説は終始発狂しつつ読ましていただいております、ええ。相変わらずぐるちゃんは可愛いと。この人にならプリンあげてもいい (2019年1月2日 23時) (
レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - 小雨さん» 遅くなってしまいすみません！！ありがとうございます！！そう言っていただけて嬉しいです！素人が小説を投稿するのは色々悩んだりするのですっごく励みになります、本当にありがとうございます！！ (2019年1月2日 9時) (レス) id: 6df2bbbd20 (このIDを非表示/違反報告)
かわ(プロフ) - 小雨さん» メガネさん無事でよかったです…！！年末年始どちらも暇なんでね更新するしかないですよ…ほんと、多分ですけど。大好きなんて言って貰えて本当に嬉しいです！コメントしてくださるだけでも凄く嬉しいので！ (2019年1月1日 15時) (レス) id: a51cde5cd0 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - 待って今気づいた、お二人はだい好きな作品かいてる人だったわ、そんな人からコメント返信してもらったとかやばいな... (2018年12月31日 21時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - メガネは無事です！年末も素敵な作品ありがとうございます(年始も期待) ちなみにコーヒーは飲めません(どーでもいい) (2018年12月31日 15時) (レス) id: be8669dcb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：@眠猫。 x他1人 | 作成日時：2018年12月4日 18時
