私が乱藤四郎役でらぶフェスに出る件について【番外編】 (ページ7)

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0209birthday→北園涼その② ページ7

北園視点ー

みんなでご飯食べてたらスマホがメールの着信を告げた

誰かと思い見ると

北園「峻也…？」

相手は峻也からだった
何かと思い見てみると…

【峻也:涼くんに問題です！
今日は涼くんの誕生日！
何か忘れてると言ってましたが、それは一体何でしょーか！
P.S.ヒントはメールだよ！】

ヒントはメール…？
慌ててメールを見ると1通
1週間前にAちゃんから来たメールが目に入った

北園「あっ！！」
黒羽「え、涼くんどしたの？」
崎山「いきなり大きな声出して…」
佐伯「なんかあった？」
北園「ごめん俺帰る！」

そう言ってお金だけ置き、後ろで何か言ってるみんなをそのままにして店を出た

北園「何でこんなに大切なこと忘れてたんだろ…！！」

ひたすら走ってAちゃんの家を目指す
チャイム鳴らしまくったら開いたドア
顔を出したのは…

A「え、涼さん…？」

驚いた顔のAちゃんと

峻也「お！やっと思い出せた？」

したり顔の峻也

北園「Aちゃん、本当にごめん！
俺、こんなに大切なこと忘れてて…」
A「涼さん、思い出してくださっただけで嬉しいですよ！」

そうやって微笑んだAちゃん

大平「じゃあ、僕そろそろお暇するね！」
A「ありがとう峻也くん！」
北園「峻也ありがとう、助かった！」
大平「涼くん、ひとつ借りだよ！」
北園「今度何か奢る」

約束ね！と言いながら帰っていった峻也を見送ってると、Aちゃんに呼ばれたので振り向く

A「ケーキだけでも召し上がりませんか？
今からでも遅くないので！」
北園「ありがとう、貰ってもいいかな？」

そう言うと、嬉しそうにケーキを切りに行ったAちゃん。
ケーキを食べながら不意に時計を見るともうそろそろ日付が変わろうとしていた

そう言えば…

北園「ねぇ、Aちゃん」
A「はい、なんですか？」
北園「まだAちゃんからお祝いしてもらってない！」

そう言うとあっ！という顔になった後に柔らかく微笑んで「お誕生日おめでとうございます、涼さん」と言ってくれた

北園「ありがとう、Aちゃん
もうひとついいかな？」
A「なんですか？」

深呼吸をしてAちゃんを見つめて一言

北園「好きだよ」
A「…え？
えっ！？」

突然の事に顔を真っ赤にするAちゃん

北園「俺と、お付き合いしてくれませんか？」
A「はい！！」

斯くして俺は、誕生日に好きな人と結ばれるというスペシャルバースデーを迎えたのでした！