0324birthday→三浦宏規 ページ8
A視点ー
皆さん、こんにちは
逢咲Aです
......って呑気に挨拶してる場合じゃないんです！
私、逢咲A
ただいま絶体絶命のピンチなんです...！！
何が起きているか説明しますと、遡ること数分前
稽古場についた私がドアを開けると1人しかおらず挨拶をした瞬間にいきなり押し倒され
後ろは床の感触、顔の両隣には腕
正面には...
三浦「おはようございます、Aさん
突然ですが質問いいですか？」
髭切役の三浦宏規さん
そして状況説明でお分かりの方もいるかと思いますが、今の私の状況...床ドンされてる状態です
A「あの...三浦さ(三浦)ねぇ、Aさん」
声をかけようとすると遮られてしまい
こう問われた
三浦「Aさん、今日が何の日か分かりますか？」
...今日が何の日か...？
え、今日って何かあったっけ！？
待って、落ち着いて考えよう！！
そう思って考えるがでてこず...
A「えっと...んーと...」
三浦「Aさん？分からないなんて言わせませんよ？」
そう言ってさらに顔を近づけた三浦さん
その距離、数センチ
少しでも口を開けば触れてしまいそうな距離で思考回路が遮断されそうになる
三浦「忘れちゃいました？
残念だなぁ...僕にとってとても大切な日なのに」
大切な日...？
あ、もしかして...！！
A「三浦さんの誕生日...」
小さな声で呟いたはずが、近くにいたため
三浦さんには聞こえていた
三浦さんは途端に笑顔になり
三浦「正解です！」
と嬉しそうに微笑んだ
さて、そろそろ退いてもらおう！
A「三浦さん、そろそろ...！？」
-退いてください-
その言葉は声にならずに飲み込まれた
目の前にはどアップの三浦さん
唇には柔らかな感触
三浦さんが離れたと同時に慌てて起き上がった
A「三浦さ、い、今...！？」
三浦「正解のご褒美です
あと、好きな人への告白は誕生日の時にしようって決めてたんで」
A「それって...」
三浦「Aさんが好きです」
答えなんて最初から決まってる
A「よろしくお願いします！」
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作者名：楓 | 作成日時：2018年2月4日 23時
