今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:6,027 hit
小|中|大
48:雨 ページ48
―黄瀬side―
少し雨が降り出しそうな空の下を
早足で歩いていると
中庭で赤司っちに出会った。
ねぇ、赤司っち
俺はずっと言いたい事があったんッスよ・・・
黄「いつまでも隠し通せないッスよ」
赤「何を隠してるって言うんだい?」
どうして、Aっちに好きだって伝えないんッスか?
そうやって何も答えを出さないで
何となく、何となくで流れていくんッスか?
肝心な事は話さないで
でも、一番Aっちを大事にして
そうやって、いつまで騙し騙しで俺たちと居るんッスか?
俺はいつの間にか頭の中で考えていた事を
口に出して喋っていた。
赤「涼太。お前がいくら僕に腹を立てても、何も変わらないよ。」
わかってるッス。
赤「僕はAに僕の大事な仲間を紹介して友達になって欲しかった。
楽しい思い出を沢山作ってあげたかった。
だけど、まさかこうなってしまうなんてね…。
でも、僕は引く気はないよ。
お前が他の女を探した方がぜんぜん速いよ。」
それじゃあね
と言って、赤司っちが去った後
静かに雨は降りだした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:杠 | 作成日時:2012年12月26日 22時