37:もう直ぐ ページ37
―黒子side―
黒「わかりました。それではまた気をつけて。」
僕は電話を終え皆に
明日、彼女たちが帰って来る事と
夜みんなで飲み会をする事を伝えた。
黄「あっ、やばいッス!俺まだ課題終わってないッス!」
青「そりゃマズイな。手伝おうか?自給2千円で」
黄「結構ッス!」
青「なんでだよ!俺達仲間だろ!手伝わせてくれよ!」
黄「いらないッスよ!そんな恐喝じみた友情なんて!」
緑「だから、うるさいのだよ!」
桃「大ちゃんも課題終わってないよね?」
皆が騒いでいる中、僕はずっと月を眺めていた。
彼女は今、同じ月を見ているのだろうか。
そういえば、電話の声を聴いたのは初めてで
なんだか耳がいつまでも
くすぐったいような熱を持った感じがしていた。
「そうか、明日帰って来るんですね。」
青「なぁ、今から走って帰らね?」
黄「競争ッスか?」
緑「望むところなのだよ」
紫「え〜、めんどくさいし〜」
黒「皆さん、僕と桃井さんがいる事忘れてませんか?」
桃「テツ君優しいー!(ギュー」
青「うっせ〜なぁ、行くぞ!よーいどんっ!!」
黄「え〜っちょ!ずるいッスよ!!」
そういうと、
青峰君、黄瀬君、緑間君、紫原君は行ってしまった。
黒「僕たちはゆっくり行きましょうか」
桃「うん♪」
そして僕はまた歩き出した。
隣にいる女の子の気持ちに
気付かないふりをしながら。
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作者名:杠 | 作成日時:2012年12月26日 22時