【歌い手】学校の先生と…？２

続編13話 ページ13

そ｢触んな俺のなんだから｣




グイッ


貴｢っ//｣




『俺の』なんて言われてすごく嬉しいし照れる



でもね…先生…



ろん先生はいい人だと思うよ…？




でも




すごく親しそうで…




すごく不安




ろ｢なになに！？俺のってどういうこと！？｣



ばれたら悪いし…ここは



『彼女』とは言ってくれないだろう




仕方ないとは思ってる…思ってるけど…





そ｢彼女だけど｣



ろ、貴｢！？？？｣




ま、待って！？



バレてしまうのに…



ろ｢…そらるさ…それ本気？｣



怖い顔したろん先生がそらる先生を睨んだ





やっぱりそらる先生が好きだから…





私なんかとリスクを背負ってまで…付き合ってるのが許せないのかな…




そ｢当たり前だろ。俺は遊びなんかで付き合わない｣


ろ｢…へぇ…そう。まぁ、校長とかにはバラさないであげるけど…こっちにも考えがあるから｣



ろん先生はそれだけ言って職員室に向かった








…別れさせられるのかな…




やっぱり…教師は…生徒と付き合ったらダメなのかな…






やばい…泣きそう…


涙出る前に帰らなきゃ…




貴｢あ、あのっ…！もう帰りますね！｣



でも先生の方を向いた時にはもう





涙が出てて…




そ｢っ！？お前何泣いて…｣


貴｢あ…違っ…！あ、あくびし過ぎて…！その…眠たいので帰りますね！！雑用は…明日頑張るので…！｣



精一杯泣かないように押し殺しながら下を向いて先生に言った





貴｢で、では…！！｣


そ｢ちょっ…まっ…！！｣




先生の声を聞き流して無我夢中で走った



ごめんね先生…でもね






ろん先生とあんなに親しくて…




そのろん先生はそらる先生が好きで…





私よりろん先生と居た方がお似合いに見えちゃったんだもん…





心なしか先生…楽しそうだったんだもん…顔が





色々な、感情が押し寄せて…辛くなっちゃったんだもん…




無我夢中で走ったからかすぐに家について




帰ってからすぐに自分の部屋に飛び込んだ





チラッと携帯を見ると先生からのLINEが入ってた





そ『俺お前に何かしたか…？なんで泣いてたのか教えてほしい。嘘だってわかってるから俺ぐらいには嘘つかないでほしい』





なんでこんなに優しいんだろう…




自分勝手なことしたのに…





ねぇ…嫌いになってないの…？








お母さんもお父さんも今日は帰りが遅いから



夜まで帰ってこない。




だから思う存分泣けるって…思ってた

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