J U M P 君達の辛い日【HSJ】 (ページ3)

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大貴side

スタッフさんのおかげで必要なものは揃った

そして吐ききった山田はすごくグッタリしていた

大「トイレ行ける？うがいしとこう？」

涼「こくっ))」

ふらふらしてる山田をしっかり支えて、手洗い場でうがいをさせた

顔が赤く、顔もトロンとしてるためかなり熱があるんだろう

そして車に戻って、座席の背もたれを少しだけ倒した

涼「大ちゃっ…俺、できるよっ…。ロケ、…やるっ…」

大「ダメ。倒れちゃうよそんな体じゃ。ちゃんと治していっぱい食べよ！」

涼「でもっ…」

大「気にしすぎ。迷惑だなんて思ってないよ？山田の体調が一番だから」

涼「ふぇっ、……ありがとっ、…」

涙目に上目遣いは反則だろ！！こいつ可愛いな、全く

それに俺の手を握ってないと落ち着かないらしい

ギュッと手を握って冷えピタを貼ってる山田は赤ちゃんみたい

大「寝てて良いよ。あ、このあと仕事ある？」

涼「ふるふる))」

大「そっか。なら俺看病する！」

涼「…ごめんね、…」

大「謝んなって」

体調崩すと本当甘々になるんだな

普段の山田に見せてやりたい…←

すると、隣ではもう眠っている彼

長い睫毛が可愛く、女の子みたいだった

それから______

「それではお大事に」

大「ありがとうございました！」

スタッフさんにお礼を言って、山田の家に訪問

こいつの事だろうから部屋は片付いてるはず

…うん、予想通り綺麗だ

涼「…んん、…。」

大「あ、目覚めた？ここ山田の家」

涼「…んぅ、…」

寝癖をつけ寝ぼけてる

お姫様抱っこをしたのは秘密にしてなきゃ

大「今からお粥作ろうと思ってさ！俺もそれくらいは出来るはずだから！」

涼「…や、…。ひとり、？」

大「大丈夫大丈夫！すぐ作ってくるから！」

涼「んーんっ…。やだっ、…離れないもんっ…」

ベッドから降りて、立っている俺に抱きついて来た

まじか、可愛すぎて心が暖かい←

大「ダメダメ、寝てろ。寒いでしょ？」

涼「んーん、…」

大「…はぁ、仕方ないな」

ゆっくりベッドに寝かせて、俺もその隣に侵入

山田は満足そうに笑って、目を瞑った

大「天使………」

そう呟いてしまうほどの可愛さ