J U M P 君達の辛い日【HSJ】 (ページ2)

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涼介side

寝起きで呂律が回ってないと思えば

泣いてる俺をすぐに心配してくれた

大丈夫って言いたいのに、辛くて甘えたくなる

大「どーした！？山田…？？」

涼「ん、…。大ちゃんっ……」

大「ん…？…どうした、大丈夫だよ？」

ギュッと抱きつくと、暖かい彼

優しい声で話しかけてくれるから、涙が止まらなくなる

でもお腹も痛くて、手で抑えた

涼「っ…」

大「…お腹、痛いの…？…って、鳥肌めっちゃ立ってるじゃん…大丈夫か？」

涼「…いた、いっ…。大ちゃっ…」

大「あぁ、泣くな泣くな。ちょっとコンビニ寄ろっか」

お腹を撫でてもらいながら、コンビニへ寄ることに

震えるような寒気に気がついたのか、パーカーをかけてくれた

やっぱ大ちゃん優しい…

すると、その時。喉の奥の方から気持ち悪さが押し寄せて来た

さっきからなんとなく気分悪かったけど、こんなに酷くなるとは……

大貴side

今言うことじゃないけど山田が可愛い

ずっと俺に抱きついて来て、大ちゃん、大ちゃんって。

そんなバカな俺だけど、さっきから山田が頻繁に唾を飲み込んでいる事に気付いていた

顔色も悪いし、もしかして酔った…？

大「山田気分悪い？吐きそう…？」

涼「っ、…。大丈夫、…」

大「無理だったらここに吐いて大丈夫だから。我慢すんなよ」

俺が見る限り大丈夫じゃなさそうなんだけどな…

もしかして、俺の前だと吐きたくないとか…

気にしないし、山田が楽になるならそれで良いのに

大「山田？俺の事は気にしなくて良いから、ね？」

涼「グスッ……。だって、…迷惑っ……」

大「迷惑じゃないよ。俺は心配かけられる方が嫌だ」

涼「ん、ぅ……大ちゃんっ…」

ぎゅーっと俺の服を握ってる彼

もう限界っぽいのかな？後１分くらいでコンビニ着くけど

……あ、やばいか……。口抑えてる

大「出して良いよ。頑張ったね」

涼「…う、ぇっ……。ゲホ、ゲホッ……おえっ……」

そしてそれと同時にコンビニに到着

スタッフさんたちは色々気遣ってくれて

「お水と薬買って来ますね。他に必要なものありますか？」

大「できれば、タオルと冷えピタお願いします…！」

「分かりました。このままロケは中止で構いませんので、また別の日にお願いします」

と。すげぇ優しい方だった