8 好きな人の手料理 ページ8
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「え、めっちゃ美味そうやん!」
お弁当箱の蓋を開けてみると美味しそうな物ばかり。さすが佑月ちゃん。
「...うまぁ」
「ほんと!よかったー、味心配だったんだよねぇ。」
「全部美味しい。俺は1番このコロッケが好きかなぁ。お肉と野菜のバランスが良くて美味い。」
「折原コロッケパンよく食べてるでしょ?だから、コロッケ好きなのかなって思っていれてみたの。」
「ほんま美味い。ありがと、佑月ちゃん。」
「早起きしたかいがあった〜」
嬉しそうに喜ぶ佑月ちゃん。俺の普段を見て、おかずを入れてくれたところも、俺の為に早起きして作ってくれたところも、凄くグッと来てもう俺の心臓は耐えきれない。
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「ほんま美味しかったわぁ、ご馳走でした。」
「お粗末さまでした。」
「また作ってな?」
「えー、折原いっつもパンとかで身体に悪いから作ってあげたいけど、私早起き得意じゃないしなぁ...」
「じゃあたまにでいいから作って?」
「まぁ、気が向いたらね。」
お弁当は勿論ペンロリ食べあげて、全て俺の腹の中だ。
一時は佑月ちゃんのご飯が食べられないショックで溢れかえっていたけれど、サプライズ的なもので逆によかったかもしれない。
もう昼休みが終わってしまうことに名残惜しく感じながら、佑月ちゃんと会話をする。
「じゃあ、俺もう行くね。」
「ほーい。今日はなんか早いねー。」
「んまぁ、きまぐれ?」
「そか、午後も頑張れ〜。」
彼女への気持ちが溢れすぎて、一緒に居ると耐えられそうにないから、何時もより早く去る。
あの紙も今の言葉もあり、午後は頑張れそうだ。
(好きな子の手料理って思った数倍グッとくる)
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あるじゃん(プロフ) - ぺるはむさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです。目標は他の方も書くことです笑 (2020年2月4日 20時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - 卯月さん» ありがとうございます!頑張ります。嬉しいです 泣 (2020年2月4日 20時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ランキング上がったので来ました!センラさん書くの本当にお上手ですね……こちらも読ませていただきます! (2020年1月26日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 初コメ失礼します!このお話大好きです!大変だとは思いますが、更新頑張ってください!あるじゃんさんの作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年1月26日 18時) (レス) id: 2192f8ac4a (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - りあーなさん» コメント、閲覧ありがとうございます!楽しんでもらえて幸いです 泣 頑張ります! (2020年1月26日 10時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あるじゃん | 作成日時:2020年1月3日 22時