6 恋する男の頼みとは ページ6
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「これ出来たらご褒美ちょーだい。」
「ご褒美？んー、じゃあ1発満点とったら頼みきいてあげる。」
「しゃあ！なんか燃えてきたわ〜」
「ご褒美って何して欲しいの？」
「今度お弁当作ってきてよ。」
「いいけど、まずは折原が満点とったらね。」
以外とあっさり了承してくれた彼女。
恋する男は誰しも好きな女の手料理は食べたいもんでしょ。前々から思っていたけれど、タイミングがなく打ち明けられなかったこの願いだが、やっとチャンスを掴んだ。
兎に角満点取らなければ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「惜しい、あと1問。」
佑月ちゃんの古文はそこそこできる。そりゃあ、1番授業きいてるし。でも、補習を受けたくて懲りずに毎回毎回赤点を取り続けているけど。
そんな俺だが、惜しくも1問落としてしまった。
「惜しかったねー。でも折原がこの点数はよく頑張った！すごいじゃん！」
「センラは満点しかいらんかった〜...」
あんなにやる気に満ち溢れていた俺だが、今はなんとやら。せっかく掴んだチャンスを自分の手で落としてしまった事に嘆きたい。
「落ち込まないで、今回はしょうが無いけど、また一緒に勉強しよ？」
そう言って頭を撫でてくれる。
けれど、そんな彼女の言葉と行動でなんでもいいやと思ってしまう俺の心は単純ばかなのだ。
けれどそうは言ってもやはり、お弁当を作って欲しかった。きっと今日は機嫌が優れないだろう。
「今日は遅いから帰りな。」
「わかった、また頑張るから。」
「うん。気をつけてね。」
そう言って終わりを迎えた彼女と2人きりの補習は、最後沈んだ心で幕を閉じた。補習如きと思うかもしれないが、俺の大きな楽しみの1つなのだから、これぐらい当たり前。
そして、足は帰路を辿った。
途中で会ったまーしぃに八つ当たりしたのは、彼女には秘密。
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あるじゃん(プロフ) - ぺるはむさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです。目標は他の方も書くことです笑 (2020年2月4日 20時) (
レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - 卯月さん» ありがとうございます！頑張ります。嬉しいです 泣 (2020年2月4日 20時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
ぺるはむ - ランキング上がったので来ました！センラさん書くの本当にお上手ですね……こちらも読ませていただきます！ (2020年1月26日 19時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話大好きです！大変だとは思いますが、更新頑張ってください！あるじゃんさんの作品大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年1月26日 18時) (レス) id: 2192f8ac4a (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - りあーなさん» コメント、閲覧ありがとうございます！楽しんでもらえて幸いです 泣 頑張ります！ (2020年1月26日 10時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるじゃん | 作成日時：2020年1月3日 22時
