帝光中の悪女は狂愛されているようで〜第２章〜【合作 黒子のバスケ】

▽ 提案。 ページ5

征たちからの話を聞き終わったとき、おもわず笑ってしまった。


『あははっ！！そうだったんだね。それで昨日は、どうだった？』

「昨日は、来なかったよ。話によると、学校へこれる状態では無いそうだ。」

『へ〜、そうなんだ。』
結構、脆い精神なんだ。それだったら、この作戦もうまくいくのかも知れない。



『ねぇ、みんな。ちょっと提案なんだけどさ、やってくれる？』

「もちろんなのだよ。」
「で、なにをやるんだ？」

『それはね････』






「うん、良いんじゃないか？」

私の話を聞いた征が顔を緩ませながら、同意してくれた。涼太や大輝は、嫌そうな顔をしたがすぐに笑顔になり征と同じく同意してくれた。


『みんな、ありがとう！』

「Aの為だもん！！私たち、頑張っちゃうよ〜」

「終わったら、ご褒美頂戴ねAちん。」

『ありがとう、さつき。もちろん、頑張ったらご褒美が待ってるよ』ﾆｺｯ


キャー、Aに誉められた！と林檎のように顔を真っ赤にしているさつき。本当に可愛い。
でも、みんながこの作戦をやってくれるとは思わなかったからビックリした。


あとは、葛芽を学校にこさせれば準備ＯＫ。
あ、これは征が赤司家の力を使って学校へこさせるらしい。







『頑張ってね、みんな。期待してるよ？』

「もちろん、Aの期待通りにやるよ。」

練習したように揃った声には抑揚がなく、眼は黒く濁っていた。

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