帝光中の悪女は狂愛されているようで〜第２章〜【合作 黒子のバスケ】

▼ 思考回路お花畑な嫌われプリンセス ページ4

-side Akasi-



アイツは何をどう勘違いしたら自分はAよりも優れていると思えるんだ？


A以上に愛らしい者は居ないのに


それにこの学校はアイツの王国ではなくAの王国…A以上に愛される者はこれまでも、これからも居ないというのに馬鹿な奴だ


教室から逃げ出す葛目とそれを追いかけるクラスメイト達を見届けた後俺はそう思案する


まぁ、アイツにはこれからAを傷付けた罰として様々な事をされるがそんなの俺の…“僕”の知ったことではない



｢全く…アイツの思考回路はお花畑なのか？見ていて虫唾が走るのだよ｣


『その通りだな。』


｢Aちゃんに手出ししたんだから、アイツも…アイツの家族も社会から抹消しちゃいたいんだけど…それはAちゃんから許可を貰えないと出来ないしなぁ…｣



そう呟く桃井が手にしているのはノートパソコンで、そこには葛目と、葛目の家がやってきた悪事が纏められたモノがあった


この短時間でここまで調べあげるとは…流石桃井だな



｢あれ、さっちんこの短時間でそこまで調べたの〜？｣


｢流石ですね…桃井さん｣


｢キャッ…テツ君に褒められちゃった｣



嬉しそうに頬を染める桃井だが、Aに褒められた時は[Aちゃんに褒めてもらえるなんて…今なら死ねる…っ]なんて恍惚としていたな


まぁ、Aと俺達は運命共同体だ。俺達のモノなんだ。そうなるのも当然だな

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