▽ 彼らへの執着 ページ14
葛目事件から1週間。
今では葛目がいたことすら忘れてる。否、いたこと"すら"無かったこととなっている。
私の名前は、葛目のお陰で誰もが知り誰もが憧れるようになった。
『(全く、葛目も良い仕事をしてくれたじゃない。)』
あの日から、キセキの皆は私を深く、深く愛してくれるようになった。
私も、彼らを深く愛し誰がどうみても狂ってるとしかいいようが無い程になった。
「A!!!」
『なあに?さつき。』
「Aは、私達から離れていかないよね?」
あぁ、かわいい子。
嫉妬してるのかな?
『もちろん。
私は、皆から離れていかないし離れる気はない。だって、皆を愛しているんですもの!!』
そういうと、さつきは満面の笑顔になって私の腕と自分の腕を絡ませた。
知ってるよ。
さつきやキセキの皆が、私の事を好きな子を片っ端から消し去ってること。
本当なら、怖いって思うのが当然。だけど、その行為さえ愛しいと思ってしまう私はもう末期かな?
それでもいい。
だって、私は彼等しか入らないから。
地位もお金も、彼らがいれば全て必要ない。
彼らが私を中心として生きてるように、私も彼らを中心として生きてるの。
彼らが居ない世界なんて考えたくない。
彼らが一人でも欠けたら生きていけない。
それほど依存してるの。
『さつき達こそ、私から離れないでよ?』
さつきは、それに答えるよう絡める腕の力を強めた。
痛いくらいにね。
ラッキーアイテム
革ベルト
968人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リヒト大好き - めちゃくちゃおもしろい!更新楽しみにしてますね (2019年4月14日 0時) (レス) id: 207c22caf3 (このIDを非表示/違反報告)
なつ - 更新停止中!?あり得ない! 早く続き書いて〜〜! (2016年11月21日 19時) (レス) id: 753bcca2df (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 雪菜さん» まさかの過去に削除された作品と酷似してましたか;;えと、そんなつもりは無かったです;;;; (2016年11月16日 8時) (レス) id: 9fa2d505ad (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - ご気分を害されたなら申し訳ありません…。あくまで純粋な疑問だったので悪意はありませんので…。 (2016年11月16日 0時) (レス) id: a1ff2a9151 (このIDを非表示/違反報告)
雪菜 - とても面白いです!だけど、一つよろしいでしょうか…?批判するつもりじゃないんですが、補正とか花弁とかペナルティーをすると補正が一つずつ消される、補正付きの自分を本当の自分と勘違いしているというのが過去に削除された悪女主に酷似しているような気がして…。 (2016年11月16日 0時) (レス) id: a1ff2a9151 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ