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中也side
A「ハー、ハァー、死ぬかとオモタ…」
高度何1000メートル辺りから、学校の敷地内に飛び降りた。
ショックのあまりカタコトになっているAに指示を出す。
『おい、物理室か何処かからサーモグラフィー探してこい』
A「り、了解…」
Aが校舎に入っていくのを見届けた後、
俺は＿
…おっと、異能は使っちゃいけねえンだっけか。
＿何やら、体育館周りが騒がしい。
生徒はとっくに寝た筈だ。
…糞ッ、嫌な予感しかしねえな。
そう思って忍ばせておいたナイフを構え、声のする方へ行ってみると。
烏野と音駒のメンバーが勢揃いしていた。
全員、上を見上げて騒いでいる。
手にしたナイフを隠すのも忘れ、駆け寄った。
『おい手前ら何してやがる！こんな時間に外出てンじゃねえ！！！』
怒声を浴びせると、皆がバッと此方を向き、俺を見て数人が悲鳴を上げた。
皆真っ青になっている。涙目の奴もいた。
ギョッとした。
何があったんだ、と聞くよりも早く、思い切り胸ぐらを掴まれた。
…烏野の主将だった。
澤村「中原…」
物静かで、しかし強い怒りを含んだ低音。
俺の胸ぐらを掴む手が怒りに震えている。それで判った。
澤村「お前は、何がしたいんだ」
澤村が云うと、後ろに居る皆が泣きそうな顔で上を見た。
つられるようにして上を見る。
『……は？』
＿体育館の円い屋根の上に、人がひとり。
研磨「＿っ、＿っ！」
見えない誰かに後ろで手を拘束されているような格好で、身悶える研磨がいた。
『…ッ』
…瞬間、恐ろしい程に頭が冴える。
結構な高さだ。あそこから落ちたら大怪我では済まされない。
黒尾「研磨降りろ、馬鹿！！！」
黒尾の叫びとも怒号ともとれる声が、校舎に跳ね返って大きく響く。
研磨「ちが、誰、誰か、」
研磨を見ると云いようのない恐怖に染まった眼が揺れ、一生懸命首を横に振っている。
脚がガクガクと震え、今にも転げ落ちそうだ。
研磨「誰かいる、！」
研磨が叫ぶと同時に、
彼の体が大きく傾く。
＿突き落とされる。
皆が悲鳴をあげたり駆け出したりする中、俺は一人の名前を呟いた。
『…A』
『A急げ！！！！！』
＿合宿三日目、夜九時前。
愈々合宿全体に、不穏な空気が流れ始めた。
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蟹江(プロフ) - あまねさん» ありがとうございます(o；д；)oｳﾜｧｱ((深夜で頭沸いてますゴメンナサイ (2020年8月25日 0時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 完結おめでとうございます(遅い)！この作品文ストの中で一番好きです！！しかもハイキューとのクロスオーバー……面白かったです！！こんな素敵な作品をありがとうございました！ (2020年8月24日 21時) (レス) id: 138e71a309 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 花蓮さん» 最後まで読んでくださりありがとうございましたo(*⌒―⌒*)o続編は…無理そうかもです(´ﾍ｀；)稲荷崎方言だからニガテ… (2020年7月24日 15時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
花蓮 - 完結おめでとうございます！！！ずっとこの作品を読むのを毎日の楽しみにしていたので、寂しい気もしますが、嬉しいです。稲荷崎の続編も蟹江さんが良かったら、是非書いて頂きたいです！！これからも更新応援してます。 (2020年7月24日 13時) (レス) id: 65f516d7e9 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 鏡月夜紅さん» かけもち作品減らそうと思って無理矢理終わらせましたすみません( ノД`)…続編も書きたいけど余裕がない！気が向いたらまたクロスオーバー書きたいと思ってます(°▽°) (2020年7月19日 11時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年4月21日 1時
