【おそ松さん】ドルオタ同士の恋愛事情。

■21.彼氏が家で待っている ページ23

私は、スマホをさっと鞄から出すとそれは、優子からの電話だった。

めずらしいな、なんて思いながら出ると

「ちょっと、何処で何してんのよ」

『何処で何って…なんで？』

「チョロ松さんが、家で待ってるから」

『はぁっ！？なんで？』

「詳しいことは、こっちに来てくれない？夏奈姉さんが…大変なの！」

『…うん？わかった』

そこで、つーつーと、きれた電話。

私は、いつの間にか静かになっていた赤パーカーさんとピンクパーカーさんに

『すいません、チョロ松さんが、家に来てるみたいなんで帰りますね

ありがとうございました』

「あっ、いやそれはいいんだけどさー

名前、教えてくれない？聞いてなかったからさー」

『あ、梅原Aです』

「Aちゃんねー
オレは、おそ松！」

「ボクはトド松！よろしくね」

『よろしくお願いします』

私はペコリと頭を下げると松野家をあとにした。







＊






Aが出ていった後、何やら二人でなにかを、話していた模様。

「なあなあ、ホントに彼女だと思う？」

「嘘でしょ〜あーんなかわいいこが！」

「あ！でもさー
オレさ、シコ松と賭けしてんだよー」

「なんの？」

「彼女をもし、作れたらこれをあげるって。」

そういっておそ松がトド松に見せたのはにゃーちゃんの限定写真集。

「うっわー…あいかわらず、キモイわぁ…」

「んで、作れなかったら……」

おそ松はニヤリと笑う。

「えっ、なにそれ。気になるんだけどー」

＊
梅原家次女は松野家をあとにする。

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