面白くて言葉につまった ページ27
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今日は定期検診。普通の平日。
だから左京はいない。ケンとシノギに行った。
代打で、たまたま休みだった至をお供に病院へ来た。
｢至も赤ちゃんみたい？｣
｢そりゃあ、ね。見たいに決まってるじゃん？｣
｢ふ、見ていいよ。一緒に診察室行こ｣
｢マジ？ラッキー。万里と左京さんに自慢しとこ｣
｢煽り過ぎて仕返し来ないように気を付けて｣
｢あー、そん時は庇って｣
｢左京だけなら｣
｢万里はボコボコに出来るから、それでよろ｣
軽口を叩きながら診察室に入る。
いつもの産婦人科の先生。それから、検査のもの。いつもの様に問診やら基本検診やらをやった。よく分からないけど数値が高いらしい。
もしかしたら双子いるかもって言われた。
｢双子…？｣
｢え、本当ですか？｣
｢詳しくはエコーで見てみないと分からないですが、おそらくは。前回までは胎嚢が一つしか確認出来なかったので一卵性双生児だと思います｣
｢ふたご…｣
エコーで詳しく見る事になった。
至も画面を凝視してる。
前にも思ったけど、全然わからない。
先生の鼻息が荒くなった。
｢古市さん、一卵性双生児です。双子の赤ちゃんいます｣
｢マジか｣
｢…そう｣
正直、反応に困る。一人だと思ってたから脳内処理が追い付かない。
ぼーっと話を聞き流しつつ、エコーの写真を貰った。機能しなくなったアタシを至が代わりに話を聴いてくれたらしい。感謝。
結局そのまま妊娠届出書をもらって役所に新しい母子手帳を貰いに行った。
ふたり…。もしかしてだけど、つわりが酷かったのってそのせい？…有り得る。
｢ただいま〜｣
｢…ただいま｣
｢おかえりなさーい！どうだった？｣
｢……｣
｢え、な、なにかあったの！？｣
いづみが慌ててる。…そう、なにかあった。
談話室にいた数人も慌ててる。
至の様子を見ると役者のスイッチが入ったのか、重たい雰囲気を醸し出している。
｢…じつは｣
ガチャと扉が開いた。みんなして扉の方を見ると左京とケンが入ってきた。学生組も帰ってきたらしい。玄関が、騒がしい。
それから少ししてぞろぞろと入ってくる。
途中参加組にもこの空気が伝わったらしい。戸惑ってる反応が伺えた。左京に至っては眉間にしわがみえる。かっこいい。すき。
そうじゃなかった。
｢どうした？｣
｢はっ！…それがお二人も丁度帰ってきたんですけど、病院でなにかあったらしくて…｣
｢！…おい、何があった｣
｢…………じつ、は｣
──
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勘久朗 - 左京さんをパパにして至さんを弟にして真澄を彼氏にしたい。 (2019年11月15日 23時) (
レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
勘久朗 - ヤバイ･･･好き･･･吐血する･･･真澄も左京もかっこよすぎ･･･真澄も左京も純愛･･･嫁にしたい･･･てか至さんの世話したい･･･(通常運転) (2019年11月15日 23時) (レス) id: 9175532e2c (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ｢解釈の一致｣ってこういう事なんだなって思いました。尊いおぶ尊い。最高です。そして秋組もかわいい。読んでて心がきゅんきゅんしました。ありがとうございます。 (2019年3月19日 3時) (レス) id: ee1f3c5304 (このIDを非表示/違反報告)
しゆにだ(プロフ) - あぁ、左京さんとこんな恋したい。パパほしい。ほんとに夢のようだった ありがとうございました！！これからも頑張ってください！ (2019年1月16日 21時) (レス) id: cc0fafd6d2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきゆき - 左京さんの優しさとかっこよさ、満開カンパニーのみんなの優しさが伝わってくる小説でした！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: 07636e0f96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：胡椒 | 作成日時：2018年4月22日 1時
