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チュンチュンと雀の囀る音
暖かな日差し
俺の大好きな甘い香り
「…ん……」
まだ重たさの残る瞼を開けると見慣れない天井が目に入った
左手に感じるぬくもり
温もりの先に目をやると俺の大好きな愛しい人が眠っていた
あれ？
昨日撮影で、終わってから楽屋のソファで横になって…
それから藤ヶ谷が…
送ってくれて……
それから…それから……
覚えてない…
ここ….藤ヶ谷の家…？
状況が飲み込めずあたふたしていると藤ヶ谷が目を覚ました
F「ん…北山……目が覚めたんだ、身体まだ辛い？熱は？」
そう優しく言いながら額に藤ヶ谷の手が触れる
心臓がものすごい勢いでドクンと鳴った
F「よかった…熱下がったね。」
「藤ヶ谷、ずっと手握ってくれてたの？」
恥ずかしそうに俯いた藤ヶ谷がかわいくて愛しくて
もっと触れて欲しい
もっともっと俺を見てほしい
そう思ったと同時に腕を引っ張られ藤ヶ谷に抱きしめられた
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作者名：ゆうにゃん
| 作成日時：2019年10月1日 23時
