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北山が作った曲に掛けて【藤北のカ・ク・シ・ゴ・ト】だ、なんだって盛り上がっている弟組は放って置いて
北山の向かいにあるソファに腰掛け雑誌を手にした
「キス.マイのみなさん!そろそろ準備出来たのでスタジオへお願いします!」
スタッフが呼びに来たので健永が北山を起こそうと声を掛けるともぞもぞと動き出した
「……や………んぅ……」
「ミツ時間だよ、起きてっ!!」
「…むゃ……がや……ぅにゃ……」
「何寝惚けてんのさぁ!」
「…んぅ…すき……ふじがやぁ……好き…」
!!!!!
はっきりと聞こえたその言葉にさっきまで騒がしかった楽屋が急に静かになった
「ちょっと!今ミツが藤ヶ谷好きって言った!!」
みんなの視線が一斉に俺に集まって
興奮気味の健永がガヤさんこれはどういう事かと問いただすから
「そういう事」
そう一言だけ呟くと健永の目がキラッキラに輝いて思わず笑ってしまった
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2019年8月23日 23時