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店を出てフラフラ歩いてたら、1人の女性が目に止まった。
酔ってるのかな…?座り込んで唸ってるよな?
声かけたがいいかな…?こんなとこ危ないし。
「…あのー、大丈夫ですか、、?」
『……ぅん。……へーき。』
平気じゃ…ないよな?とりあえず、水だな。
近くにあった自販機で水を買って、彼女に渡した。
「これ飲みな、タクシー呼ぼうか?こんなとこいたら危ないよ。」
背中を擦ってあげたら、いきなり泣き出してきてマジ焦った。
『…うっ、、うっ…そんなに優しくしないで。』
「…泣かないでよ、ねっ?」
周りに騒がれるとマズイな……
逃げるか?でも、置いてけないしな、、
とりあえず、タクシー捕まえて彼女を乗せた。
乗せたはいいけど、寝てるよな?
「ちょっと、起きて!家どこ?」
起きない……、どうしよ。
もぉ、しょうがねぇーな!
俺のマンションに連れて帰った。美月以外、入れた事なかったのに。
「ちょっと、ちゃんと歩いて。とりあえずソファーに行って!おい、そこじゃない!」
リビングの床で寝ようとするから、抱きかかえて寝室に寝かせた。
女の子をソファーで寝かすわけにはいかないよな。
『…ぅ、ん、、、龍…、、どうして、、』
寝言かな?そう思って、彼女を見ると涙を流していた。何かあって、酔い潰れてたのかな?
「………。美月。」
彼女の顔を見て、ドキッとした。
美月と雰囲気がよく似てて……思わず彼女の頬に触れた。
『…龍。』
彼女の腕が俺を引き寄せ、唇を重ねてきた。
「!!!」
彼氏と間違えてんだな…
ゆっくりと腕を剥がした。
『…龍、行かないで、、、』
彼氏と別れたのだろうか?
唸る彼女が可哀想に思えてきて、その唇を塞いだ。
キスをすると、彼女の舌が絡まってきた。
悲しそうな彼女に俺も応えるように舌を絡めた。
『…ンッ…ンッ…リュウ、、』
彼女にも忘れられない人がいるんだな…
俺と同じだよ。
美月と似ていて、美月とキスをしてるみたいだった。
「…ミツキ、、、」
お互い違う人を思いながら、キスに夢中になっていてリップ音が部屋中に響き渡る。
気付けば彼女に覆い被さって激しくキスをしていた。
彼女の腕も俺の首に回り、俺を求めてきて
理性を失った俺は、彼女を抱いた…
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作者名:るぅ☆ | 作成日時:2017年5月27日 21時