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――美月side――
ずっと、ずっと、幸せに過ごしてきた。
裕くんたくさんの愛をもらって、この先の未来を2人で歩んでいくと思ってた…
それなのに、、、
私たちは引き離されてしまう。裕くんと付き合って2年が過ぎた頃、1本の電話が入った。
裕くんのグループのチーフマネージャーからだった。
この時すでに嫌な予感はあった。
事務所には私と付き合っている事は、把握されていたけど認めてもらえてたわけじゃなかった。
チーフマネージャーから呼びだされ、指定されたお店に行くと何枚かの写真を見せられ愕然とした。
その写真の内容は、裕くんのマンションに2人で入って行くのと車内でキスをしてる写真だった。
チ『…あなたたちの事は、目を瞑ってました。しかし、これが世間に出ると…わかりますよね?
今、裕太たちは大事な時期なんです。ファンを悲しませる様な事は、、できません。
勝手なお願いですが……裕太と別れてください。』
頭を深々と下げられたけど、別れたくない…
どうして別れなきゃいけないの?
『…いやです。離れたくありません。どうにかならないんですか?』
チ『裕太が…どうなってもいいんですか?大事な時…ってわかりますよね?主演ドラマやコンサートも控えてます。
スキャンダルがどれ程影響するか。
裕太だけじゃなく、メンバーにも迷惑がかかります。…あの子がどれだけメンバーを大事に思ってるか、あなたならわかるはず…』
それは、、十分わかってる。
『…うっ…うっ…』
私は、裕くんの部屋から出て行く事を決め、荷物を纏めた。裕くんに気付かれないように。
最後の夜…
裕くんに抱かれ、裕くんの全てを目に…耳に焼き付けた
今日は私が何度も裕くんを求めた。身体にも裕くんを忘れさせないために…
『…アッン…アッン…ゆうた、好きよ、、』
「ずっと、一緒だよ、、」
『…もっと、シて……もっと、激しく…』
*
いつも通り裕くんを送り出し、私も部屋を出た。
一緒に過ごしたいこの部屋を見渡し
『…さよなら、裕くん。』
扉を閉めた………
私が初めて愛した人。
どうか、幸せでありますように………
*
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作者名:るぅ☆ | 作成日時:2017年5月27日 21時