傍にいさせて。（yuta.t） (ページ20)

今日:13 hit、昨日:3 hit、合計:214,088 hit

20* ページ20

＊

冷たい床で動けなくなったAを抱き上げ、ベッドまで運ぶ。

俺たちの服は玄関先に散らかったままで、さっきまでの淫らな行為を想像させる。

裸のまま2人でベッドに入り、背を向けるAをまだ俺は抱こうとしていた。

ニカと付き合うって事は、Aはニカに抱かれるんだ…

Aを押さえつけ、ナカへ入った。

『…ｱｯﾝ…ｱｯﾝ…』

何でこんなにAに執着するかわからない。

でも誰かに取られるのは…嫌だとはっきりわかる。

『…ﾔ､ﾒﾃ…』

声をかき消す様に激しく突き上げた。

Aの小さな声じゃ、打ち付ける音で聞こえない……

「気持ちいい、だろ？俺とシたかったんじゃないの？」

自分が怖くなった、、、

誰かに取られるくらいなら、Aを壊してしまえばいいとさえ思えた。

俺に揺らされるAは、妖艶でゾクゾクする程に色っぽい……

そんな顔をニカにも見せようとしてるの？

『…ﾝｯ…ﾝｯ…ｱｯﾝ…ｱｯﾝ…ｱｯ…』

「ニカの方がいいのかよ！」

『…ｱｯﾝ…ｱｯﾝ…ﾔｯ…ｱｯ…、、』

「俺にここまで抱かれてんのに、ニカと付き合えんのかよ！」

『…ﾔ､ﾒﾃ…ﾔ､ﾒﾃ、、ﾔｯﾝ…ｱｯﾝ…ｱｯﾝ…』

「…お前は俺しか、、俺しか、、ダメなんだよ！」

嫌がっていても、Aの身体は俺を受け入れる。

どんなに激しくしても、鳴いてくれる。指を絡めれば、握り締めてキスを求めだす。

Aは、誰か好きなんだよ…

『…ゆう、た。』

俺を好きだと言えば、お前を奪ってやるし守ってやる。

『…二階堂くんが、、、好き。』

「………」

身体が固まった…

二階堂くんが、、、好き？

何でそんな事言うんだよ……………

俺に抱かれながら、どうして。

どうして、みんな俺から離れていくんだ。

俺が傍にいてほしい人……いなくならないでよ。

何がいけなかったの？

「…ｯ………うっ…うっ…」

『…裕太、、、』

Aの前で、ボロボロ涙を流し泣いてしまった……

寂しさと苦しみがハチ切れて、俺の心は崩壊してしまったんだ。

『…ねぇ、、裕太、、、？』

「…最後に、、、一緒にイこっか…」

泣きながらAに腰を振った。

激しく…奥へ…突き上げた。

『…ｱｯﾝ…ｱｯﾝ…、ｱｯ…ｱｯﾝ…ｱｯﾝ…』

俺の欲を全部、Aのナカへ吐き出し

息が整わないうちに、Aの部屋を出て行った。

バイバイ……A。

＊