伏黒がデレた

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釘崎「アイツ1人で大丈夫なの!?」

『わかんないけど、とりあえずこっちの呪霊を早く祓って悠仁の方に参戦するしかない！』

伏黒「あぁこっちは多分早く祓える」


私達はモグラ叩きのようにフジツボから出てくる入口を潰していった

釘崎「モグラ叩きの要領でいいのよね？」

伏黒「あぁそのまま出口を潰し続けてくれ、多分反撃はない」

『限定的とはいえ術式範囲が広い分本体に攻撃能力がないってこと？』

伏黒「あくまで多分な」

ふーんと聞いていると私の隣にいたはずの野薔薇が後ろにフラっと下がるのが視界に映って
野薔薇を見ると壁から手が2本出て野薔薇の腕をガシッと掴み結界の外へ引きずり込もうとしていた


『野薔薇!!』

伏黒「釘崎!!」


私と恵は野薔薇に手を伸ばしたが野薔薇は私達に

釘崎「問題ないアンタ達はモグラを叩け」

と壁から手だけ出して私達を指差しし、結界の外へと出てしまった


くそっ!!今のは悠仁の方の呪霊やモグラの呪霊のどっちでもない!?

すると少し離れたところで戦っていた悠仁の呪霊が反応して

《なんだぁ？兄者かぁ？俺もっ》

と言ってダッと勢いよく飛び出してその呪霊も結界外へと飛び出して行った


悠仁「あぁ⁉︎逃げた⁉︎放って置いていいのか⁉︎」

伏黒「そのまま追え‼︎釘崎もそいつも結界の外に出たんだ！予想以上に面倒くせえのとバッティングしてるかもしんねぇ‼︎逆にこっちは想定よりずっと楽だ！2人でなんとかなる‼︎」

『とにかく野薔薇優先‼︎追って‼︎』

悠仁「…やばくなったら伏黒とAも出てこいよ…‼︎」

悠仁の心配の声に対して恵みはしっしっと動物を払うかのようにした

あーもう、素直じゃないなぁ

それに恵はきっとやばくなった場合でも無理して戦うつもりだ。でも、そんなこと私がさせない。


私達は悠仁が結界外に出たのを見届けてすぐにモグラを祓うのに取り掛かった


恵は玉犬と連携プレーをとり剣でモグラを斬っていき
私は手で印を作り目をつぶってモグラの呪力を感知して
フジツボから出てきた瞬間に念を通じて潰し続けた



『ふぅ、終わったぁ、』

伏黒「はぁ大丈夫かA__」


恵が最後の1匹を祓って一息ついたその時だった

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