壱ノ四十三ノ巻 ページ24
Aside
逃げた
逃げてしまった
家に置いて来てしまった彼の顔を思い浮かべる
あの時、左目だけ怪しい黄色になっていた
左右田…
ハイネックをギリギリまで上げ、夜明けが近い空を眺める
「けほ…手形残らないと良いけどな…」
そう呟いたとき、後ろの草むらから、ガサッと音がする
思わず、そちらを振り向きながら苦無を投げてしまった
?「アブネッ!!!」
後ろは崖、前は敵。
_____________背水の陣ってかぁ?
そう考えていれば、草むらから人影が出てきて、日の光が当たる所まで出てきた
「そ、うだ…?」
一瞬さっきの事がフラッシュバックして来て、足元がふらつく
左右田「そこは危ないから…こっち、来てくれないか…」
そう言ってこちらに手を差し出す彼の眼が、開かれる
「左右田……じゃ、ねぇ、な」
朝日を浴びて、怪しさが少し和らいだ金の目を見つめる
左右田?「、、流石、よく気付いた…
流石佳樹の娘だ…」
「!! 俺の父さんの名前…」
(コイツ、なにもんだ…)
警戒を怠らず、体制を少し崩す
左右田?「さっきは本当にすまなかった。
私は左右田の父親。左右田神影だ」
「左右田の…」
神影「君と、話がしたいんだ。質問をしても良いかい」
懇願するような声で、そう俺に聞く
「、、、質問しだいだ」
そう答えた俺に、一番初めに聞いたのは
神影「海炎の一族が、君で最後と言うのは…本当なのか」
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夕闇 優也 2号←(プロフ) - てんむすさん» 待たせてしまい本当に申し訳ございません!ありがとうございます!今後とも宜しくお願いします!! (2018年9月1日 19時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
てんむす(プロフ) - 待ってました!更新楽しみにしています、頑張ってください! (2018年8月29日 15時) (レス) id: ffb92c21ef (このIDを非表示/違反報告)
夕闇 優也 2号←(プロフ) - 深雪さん» あぁぁぁぁ返信とてつもなく遅れてしまい本当に申し訳ありませんんん!!!!ありがとうございますそのお言葉だけで今後の更新の励みになりますぅぅぅぅ!これからも応援よろしくお願い致します!!!! (2018年8月26日 23時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
深雪 - とても面白いです!更新、頑張ってください(≧▽≦) (2018年8月7日 11時) (レス) id: 2f5af6b4dd (このIDを非表示/違反報告)
夕闇 優也 2号←(プロフ) - CANさん» あぁ、その言葉で今凄い救われました……。読者の皆様をどう作品の中に引き込むか試行錯誤を繰り返して良かったです……今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m (2018年4月8日 18時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
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