壱ノ十六ノ巻 ページ39
すっかり日が暮れてしまい
窓の外には一面に広がる暗闇と
まるで雲が下りてきたような(出来る原理は同じだけど)霧が漂っている
A「それで?あれはどういう事だ?」
机に、どこぞのお父さんよろしく両肘をつきながら、荒城達に話を聞く←
荒城「夜霧村…。本当は一つの小さな里だったんだ」
_______
荒城side
俺はここの里の八十五代目の長でな、
もう三十年近く長をやっている…
十年ほど前だったか
ある一人の男が、この里の入り口で倒れたんだ
俺達は、急いでその男を招き入れ、必死になって看病した
その男が言うには
「自分の住んでいる村が化け物によって襲われ、瀕死状態なんだ。
助けを求めてここらを彷徨っていた、どうか助けてはくれないか」
俺達は、元々争いは嫌いな方だったが、これも一種の人助けだ、と
女子供、病人や年寄りを残して、その男の言う所に向かったんだ
そこに着いたときは、それは地獄絵図の様で
辺りには血溜まりがそこら中にあった
呻き声が聞こえ、その声を発した奴に話を聞こうと近寄る
「ここ、は…も、駄目、だ…せめて、最期、に…忠告、を…
海炎の、一族は、きけ、んだ…け、して…むらを、はな、れ、、る……な…」
海炎一族。赤や青の髪を持ち、血継限界を持つと言われている
この世界最強と謳われた一族。
村に来たあの男の髪
あれは
赤色だった
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夕闇 優也 2号←(プロフ) - 式さん» ありがとうございます!今続編のタイトルやらを思案中です思いつかないどうしよう(本音)←頑張りますゆえ続編でも応援よろしくお願い致します!!! (2018年3月14日 20時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
式(プロフ) - 続編楽しみにしてます!更新が遅くなってもいいです、頑張ってください! (2018年3月14日 19時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
夕闇 優也 2号←(プロフ) - kioさん» コメント有難うございます!!やっと明日より更新が再開できそうです!!遅くなり、すみませんでした… (2018年2月14日 21時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
kio - いつも楽しみに読ませて頂いています。更新頑張ってください。 (2018年2月8日 15時) (レス) id: 3854542150 (このIDを非表示/違反報告)
優也(仮アカ) - あ、偽物とかじゃなく、本物の夕闇優也2号←でございますゆえ…そこら辺あしからず('ω') (2018年1月21日 16時) (レス) id: 62ca1bcac0 (このIDを非表示/違反報告)
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