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壱ノ八ノ巻 ページ31

葬式が終わって、人がいなくなった墓の目の前に向かう


イノの店…まぁ、イノ本人はいなかったが、店で花を買う




花束を抱えて、里を歩いていく





歩いている途中、走っていく第七班とすれ違った




向こうは多分、俺に気付いてないんだろうなぁ、とか


今からシカマル達の所に向かうんだろうなぁ、とか




ボーッとそんな事を考えながら、墓の前に膝まづく



花と、火をつけた煙草を添えて、胸の前で手を組み、目を閉じる



(、、、すまねぇ…助けられたのに…

厚かましいのは分かってる、けど、シカマルやイノやチョウジ。

あいつらが死なない様に、見守ってはくれないだろうか…)



目を開いたとき、視界がユラユラと揺れていることに気付いた


「っやば…」


袖口で目をこする


その時、背後から立ち止まる音がした







「こんなところにいたのか。家に居なくて、探したんだぞ」




「、、すまん。道真」



俺に掛かる道真の影を眺めながら、小さく返す




道真「ったく、そんな恰好でここにいるんじゃねぇ。風邪引くぞ」



その言葉と共に、肩に何かが掛けられる感覚





「そう、だな…。ありがとう」


掛けられた上着の左側を、右手で掴みながら立ち上がり


道真の方を向き、笑顔を浮かべる



道真「、、無理すんな。お前が辛い事、気付いてるから」






頭に手が載せられ、そのまま道真の胸元に引き寄せられた









道真「別に人なんかいねぇから。俺しかいねぇから…。









まぁ、なんだ






泣きたいんなら、泣けばいいじゃねぇか。いくらでもそばにいてやっから」

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夕闇 優也 2号←(プロフ) - 式さん» ありがとうございます!今続編のタイトルやらを思案中です思いつかないどうしよう(本音)←頑張りますゆえ続編でも応援よろしくお願い致します!!! (2018年3月14日 20時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 続編楽しみにしてます!更新が遅くなってもいいです、頑張ってください! (2018年3月14日 19時) (レス) id: 4d4834db33 (このIDを非表示/違反報告)
夕闇 優也 2号←(プロフ) - kioさん» コメント有難うございます!!やっと明日より更新が再開できそうです!!遅くなり、すみませんでした… (2018年2月14日 21時) (レス) id: 9969ace900 (このIDを非表示/違反報告)
kio - いつも楽しみに読ませて頂いています。更新頑張ってください。 (2018年2月8日 15時) (レス) id: 3854542150 (このIDを非表示/違反報告)
優也(仮アカ) - あ、偽物とかじゃなく、本物の夕闇優也2号←でございますゆえ…そこら辺あしからず('ω') (2018年1月21日 16時) (レス) id: 62ca1bcac0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕闇 優也2号← | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年10月24日 19時

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