ゲーマーだって、隠したいことがあるんです。 ページ8
?「やっときたか」
桐鳥「来てやりましたよ。
で?なんのご用事で?」
電話で聞いた声の主は港の13番倉庫前にいた。
なんで13番かと聞けば、不吉な数字だからです、とご丁寧に返してくれた。
その間に、たくさんの攘夷志士が私たちを囲んでいた。
その数、ざっと50人。きっと後から来るんだろうな。でも家(真選組)襲うかもなぁ。よし、連絡しとこ。
桐鳥「……………土方さん、なんか人が少ないです。襲われないように注意お願いします。あと残ってる人たちにも警戒するよう言ってください。」
土方「……………………………あぁ、わかった。」
彼のことだ。必ず連絡はしてくれる。私の中で1番信頼できる人だから。
?「土方?そりゃ、鬼の副長の、土方十四郎か?」
桐鳥「そう、ですね。鬼……………鬼??」
鬼の副長とも呼ばれるお方がマヨラーだなんて思うとちょっと笑えてきた。
?「………………なんでニヤついてんだかは知らねぇが、アンタの人生はここで終わりだ。」
気づけば私を囲んでいる攘夷志士たちは刀を鞘から抜いていた。今にも斬りかかって来そうな彼らを見ていると、1つわかったことがある。
この人たちは、
人を斬ったことが、ない。
構え方が教えてくれる。
1人前の攘夷志士です、なんて
胸張って言えるようなレベルじゃないのだ。
電話をしてきた人は立派な攘夷志士らしい。
それも見た目からしてベテランの。
なのに、こんな未熟者を出してくるのか。
まぁ、私を殺そうとするなら容赦はしないのだが。
無性に腹が立った。
桐鳥「………………目的を、どうぞ。」
月光が敵の刃を照らす。
妖しく、美しく照らされたソレは微かに震えが見えた。
?「ハッ………薄々気づいてんだろ??
局長補佐さんよォ、アンタ昔は」
桐鳥「昔の話だ。」
そうか、こいつは私の過去を知っているのか。
じゃあ殺すしかねぇな。
そう。
私の過去なんか
知らないほうが良い。
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エルマロ(プロフ) - 続きが気になる… (2020年6月6日 12時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
エルマロ(プロフ) - 面白いですね!更新頑張ってください! (2020年4月29日 13時) (レス) id: 4f30ca6216 (このIDを非表示/違反報告)
#性別行方不明 - ご指摘ありがとうございます!!!小五郎になってましたね、申し訳ございません。 (2019年4月29日 15時) (レス) id: c7972307f2 (このIDを非表示/違反報告)
ノーマン愛してる - 小太郎です (2019年4月25日 20時) (レス) id: af0233cc60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:#性別行方不明 | 作成日時:2019年3月31日 19時