144話 ページ3
その夜わたしは約束どうりオビトの部屋へ将棋を指しに行き、最後のひとときを楽しんでいた
「……」
パチ
オ「……」
パチ
「……」
…パチ
オ「浮かない顔だな」
「え？」
オ「なにか気になるのか？」
「……」
オビトはまるで お見通しだぞ？ と言ってるみたいに腕を組みわたしを見据える
「……うん、ちょっとね……ナルトやサスケくんのことが気になって」
わたしが木の葉を抜けたあとサスケくんも里抜けをしたようだ 向かった先はよりにもよってあの大蛇丸
ナルトは自来也さんと一緒に強くなるべく修行の旅に出た…
オ「……そうか…もう2年だからな…情報ではナルトはもう木の葉の里に帰っているらしいぞ」
「ホント！？」
オ「あぁ それもかなり成長したとらしい…サスケの場合は未だに不明だがな…」
「……そっか…ナルト、成長したんだね…」
オ「Aくれぐれも」
「わかってるよ、オビト わたしは暁…任務の障害になり得るものは速やかに排除する」
オ「……ならいい」
話しは終わり、わたし達は将棋の続気を再開する
「そうだ！ ねぇオビト 今回の作戦が終わったら、わたしは次どのメンバーに同行するの？」
オ「ん？ そうだな…恐らく角都と飛段の不死身コンビに着いてもらうことになるな」
「そうなんだ！ 楽しみだな〜！」
オ「一応言っておくが…角都は賞金稼ぎだからな…道中で賞金首を狩り、その金を暁の資金源にしてるんだ正直な所、あまり飛段とは一緒にいさせたくない」
「フフっ なぁにー？ オビト〜 ヤキモチ妬いてんの〜？ クスクス」
オ「ばァか お前が帰って来たら悪趣味な宗教にどハマりしたとなったらオレはもちろん他メンバーは正気を保てず、飛段を無間地獄に落としかねない」
「ハイハイ、気をつけますよ〜 ハイッ！王手！」
オ「ナニッ！」
「アハハ、またわたしの勝ちだね」
オ「待てA！…ほんの少しだけ待ってくれ！」
「でもこれ、完全にオビト詰みだよ？」
オ「なら…」
「もうこれで八局目だよ？ いい加減わたし眠たくなってきた ふわぁ…」
オ「……クソ…まさか、ここまで強かったなんて…」
「そりゃぁ、角都さんによく将棋を指しに行ってるからねぇ ニシシ！ ちなみに角都さんはわたしよりもっと強いよ」
オ「……( º﹃º )」
まるで勝てる気がしないとでも言うような顔つきでオビトは呆然としていた わたしは部屋を後にし自室に戻った 明日の作戦の為に…わたしはぐっすりと眠った
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作者名：溝呂木 | 作成日時：2020年5月13日 16時
